「用」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 36 件
「用」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
いらぬ物も三年立てば用に立つ(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
今は使い道の見えない物でも、しまっておけばいずれ出番が回ってくる。手放すのを急がないほうがよい。
意を用いる(いをもちいる)
心を配る。気にかける。
海も見えぬに船用意(うみもみえぬにふねようい)
まだ海が見えてもいないうちから、乗る船の用意を始めてしまう姿を通して、必要になるのはずっと先なのに、早々と手を回して備えるさまをたとえている。 本番が来てからでも間に合うことにまで先回りして手を付けるなど、段取りのよさが度を越しているさまを指す。 生まれる前の子のためにおむつを用意しておくという[[生まれる前の襁褓定め*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2310.php]]も、これと似通った意味を持つ。
運用の妙は一心に存す(うんようのみょうはいっしんにそんす)
何事もその機能をうまく活用するためには、それを用いる人の心ひとつにかかるということ。
お安い御用(おやすいごよう)
簡単である。たやすいことである。 相手の依頼に対して、気軽に引き受けることができる、まったく苦ではない、といった意思を示すときに使う言葉。
火事あとの火の用心(かじあとのひのようじん)
時機に遅れて役に立たないことのたとえ。 火事を出してしまってから火の用心をしても間に合わないとの意から。
寒に帷子、土用に布子(かんにかたびら、どようにぬのこ)
物事が逆さまであること。また、季節はずれで役に立たないことのたとえ。 「帷子」は裏地をつけない夏物の衣類、「布子」は木綿の綿入れのこと。 冬の寒い時に単衣の帷子を着て、夏の暑い時に綿入れを着るということから。 「土用布子(綿入れ)に寒帷子」「夏布子の寒帷子」ともいう。
器用貧乏人宝(きようびんぼうひとだから)
何でもこなせるので、あちこちから当てにされて手が空かない。 当人は一つの看板を立てられないまま、実入りの薄いところに留まる。
腐り縄も用に立つ(くさりなわもようにたつ)
見捨てられそうなものにも、当てはめる先さえ選べば働き場が残っている。値打ちがないと決めつける前に、使い道のほうを探してみよという言い方。
管を用いて天を窺う(くだをもちいててんをうかがう)
自分の狭い見識で、大きな問題について勝手に判断することのたとえ。 「管」は「かん」とも読む。 「管を以て大空を測る」「管の穴から天を覗く」「針の穴から天を覗く」ともいう。
子供川端、火の用心(こどもかわばた、ひのようじん)
子どもが川に落ちないように注意することと、火の用心をすることが大事だということ。
剛戻自ら用う(ごうれいみずからもちう)
人からの諫めを頭ごなしに退け、何事も自分ひとりの裁量で取り仕切ること。
算用あって銭足らず(さんようあってぜにたらず)
帳面の上では辻褄が合っているのに、手元の金だけが足りない。 筋道どおりに運んだはずの物事が、現実では帳尻を欠いてしまう。
材、大なれば用を為し難し(ざい、だいなればようをなしがたし)
立派すぎる人物は世の中になかなか受け入れられないというたとえ。 材木が大きすぎると使いづらいという意味から。
獅子は兎を撃つに全力を用う(ししはうさぎをうつにぜんりょくをもちう)
実力のあるものは、小さなことにも手を抜かず何事にも全力で向かうということ。
しゃもじは耳掻きの用をなさず(しゃもじはみみかきのようをなさず)
大きいものが、必ずしも小さいものの代わりになるとはかぎらないことのたとえ。形が似ていても、杓子は大きすぎて耳かきには使えないということから。
雪駄の土用干し(せったのどようぼし)
ふんぞり返って、偉そうに歩く者をあざけっていう言葉。 雪駄を土用の頃、日に干すと反り返るところから。
旅路の命は路用の金(たびじのいのちはろようのかね)
旅先で頼りになるのは、何よりも所持金であるということ。 旅先では命と同じくらい所持金が大切であるということ。
時の用には鼻を削げ(ときのようにははなをそげ)
急を要する場合には、どんな手段でも取った方がよいというたとえ。 緊急の場合には、自分の鼻を削ぎ落とすような非常手段を取るのもやむを得ないとの意から。 「苦しい時は鼻をも削ぐ」ともいう。
捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
当てにならないことを当てにして計画を立てることのたとえ。まだ捕まえていない狸の皮の価格を計算することから。
土用の筍(どようのたけのこ)
役に立たず、無駄なことのたとえ。土用に出た筍は竹にはならないことから。
長居は無用(ながいはむよう)
その場に長く居るのはよくないので、早々に引き上げたほうがよいということ。
長追いは無用(ながおいはむよう)
勝ちに乗じて深追いすると、思わぬ反撃を受け不利な立場に陥ることもあるので、ほどほどにするのが賢明ということ。 「長追いは無用」ともいう。
鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん(にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん)
小さな事柄を処理するのに、大がかりな手段は必要ないということ。 「焉んぞ」は、どうしての意。 「牛刀」は、牛を料理するときに使う大きな包丁。 鶏をさばくのに、どうして牛刀を使う必要があるだろうかという意味から。
無用の口に風邪を引かす(むようのくちにかぜをひかす)
親切な気持ちで言ったことが無駄になるたとえ。「あったら」は「あたら」が転じた言葉で、残念なことにの意。 「口に風邪を引かす」「無用の口に風邪を引かす」ともいう。
無用の長物(むようのちょうぶつ)
あっても何の役に立たず、かえって邪魔になるもののたとえ。「長物」は長すぎて用をなさないものの意から、無駄なもののこと。
無用の用(むようのよう)
役に立たないと思われているものが、実は重要な役割を果たしていたり、かえって役に立ったりすること。 「不用の用」ともいう。
儲けぬ前の胸算用(もうけぬまえのむなざんよう)
不確かな事柄に期待をかけて、計画を立てることのたとえ。
用ある時の地蔵顔、用なき時の閻魔顔(ようあるときのじぞうがお、ようなきときのえんまがお)
人にものを頼む時はお地蔵様のようにやさしいにこにこ顔をするが、用事がない時は閻魔様のように不機嫌な顔つきになるということ。
用が足りる(ようがたりる)
十分に間に合う。役に立つ。
