材、大なれば用を為し難しとは
材、大なれば用を為し難し
ざい、だいなればようをなしがたし
言葉 | 材、大なれば用を為し難し |
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読み方 | ざい、だいなればようをなしがたし |
意味 | 立派すぎる人物は世の中になかなか受け入れられないというたとえ。
材木が大きすぎると使いづらいという意味から。 |
出典 | 杜甫「古柏行」 |
使用語彙 | 材 |
使用漢字 | 材 / 大 / 用 / 為 / 難 |
「材」を含むことわざ
- 木っ端を拾うて材木を流す(こっぱをひろうてざいもくをながす)
- 材、大なれば用を為し難し(ざい、だいなればようをなしがたし)
- 良工は材を択ばず(りょうこうはざいをえらばず)
「大」を含むことわざ
- 阿保の大食い(あほのおおぐい)
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一木いずくんぞ能く大廈を支えん(いちぼくいずくんぞよくたいかをささえん)
- 一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 独活の大木柱にならぬ(うどのたいぼくはしらにならぬ)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
「用」を含むことわざ
- いらぬ物も三年立てば用に立つ(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
- 意を用いる(いをもちいる)
- 運用の妙は一心に存す(うんようのみょうはいっしんにそんす)
- お安い御用(おやすいごよう)
- 火事あとの火の用心(かじあとのひのようじん)
- 寒に帷子、土用に布子(かんにかたびら、どようにぬのこ)
- 器用貧乏人宝(きようびんぼうひとだから)
- 子供川端、火の用心(こどもかわばた、ひのようじん)
- 剛戻自ら用う(ごうれいみずからもちう)
「為」を含むことわざ
- 入るを量りて出ずるを為す(いるをはかりていずるをなす)
- 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
- お為ごかし(おためごかし)
- 士は己を知る者の為に死す(しはおのれをしるもののためにしす)
- 知らざるを知らずと為せ、是れしるなり(しらざるをしらずとなせ、これしるなり)
- 為にする(ためにする)
- 為になる(ためになる)
- 情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)
- 為すようにならないで、なるようになる(なすようにならないで、なるようになる)