お安い御用とは

言葉 | お安い御用 |
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読み方 | おやすいごよう |
意味 | 簡単である。たやすいことである。
相手の依頼に対して、気軽に引き受けることができる、まったく苦ではない、といった意思を示すときに使う言葉。 |
使用されている漢字
「安」を含むことわざ
安に居て危を思う(あんにいてきをおもう)
平和の時でも、常に災難・危機に対する備えを忘れないようにすること。
一抹の不安(いちまつのふあん)
ほんの少し、気がかりなことがある。 「一抹」は、絵筆のひとはけの意。
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)
小人物には、大人物の志は理解できないということのたとえ。「燕雀」は小さな鳥の意から転じて小人物、「鴻鵠」は大きな鳥の意から転じて大人物のこと。
お安くない(おやすくない)
男女が親密な間柄である様子。 または、それをからかったり冷やかしたりして言う言葉。
現世安穏、後生善処(げんぜあんのん、ごしょうぜんしょ)
法華経を信じる人は、この世では安穏に生活でき、あの世ではよい世界に生まれるということ。
心安いは不和の基(こころやすいはふわのもと)
あまりに親しくなり過ぎると遠慮がなくなり、かえって仲違いしやすいということ。
「御」を含むことわざ
晏子の御(あんしのぎょ)
他人の威光によりかかって得意になること。中国斉の宰相晏嬰(あんえい)の御者が、自分が宰相の馬車の御者であることを得意がり、その妻がそれを恥じて離縁を求めた。御者は大いに恥じて精励し、晏嬰に認められて出世したという故事から。
芋の煮えたも御存じない(いものにえたもごぞんじない)
芋が煮えたかどうかの判断もできないこと。世間知らずな者を馬鹿にしていう言葉。
御神酒上がらぬ神はない(おみきあがらぬかみはない)
神様でさえお酒を召し上がるのだから、人間が酒を飲むのは当たり前だということ。 酒飲みが飲酒することの自己弁護に使う言葉。 「御神酒」は、神前に供える酒のこと。
御の字(おんのじ)
十分満足である。非常に結構である。 「御」の字を付けたいほど有り難いもの、との意から。 江戸時代に遊里で使われはじめた言葉。
攻撃は最大の防御(こうげきはさいだいのぼうぎょ)
守りにまわらず、積極的に攻めることが一番の防御の方法であるということ。
御意見五両、堪忍十両(ごいけんごりょう、かんにんじゅうりょう)
他人の意見をよく聞いて何事にも耐えることが大事だというたとえ。 人の忠告は五両の値打ちがあり、辛いことや怒りを耐え忍ぶことは十両の値打ちがあるということ。
「用」を含むことわざ
いらぬ物も三年立てば用に立つ(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
今は必要ない物でも、役に立つことがあるかもしれないので、むやみに捨てるものではないということ。 今は不要な物も、三年も取っておけばきっと役に立つ機会があるとの意から。
意を用いる(いをもちいる)
心を配る。気にかける。
運用の妙は一心に存す(うんようのみょうはいっしんにそんす)
何事もその機能をうまく活用するためには、それを用いる人の心ひとつにかかるということ。
火事あとの火の用心(かじあとのひのようじん)
時機に遅れて役に立たないことのたとえ。 火事を出してしまってから火の用心をしても間に合わないとの意から。
寒に帷子、土用に布子(かんにかたびら、どようにぬのこ)
物事が逆さまであること。また、季節はずれで役に立たないことのたとえ。 「帷子」は裏地をつけない夏物の衣類、「布子」は木綿の綿入れのこと。 冬の寒い時に単衣の帷子を着て、夏の暑い時に綿入れを着るということから。 「土用布子(綿入れ)に寒帷子」「夏布子の寒帷子」ともいう。
器用貧乏人宝(きようびんぼうひとだから)
器用な人は人の役に立って重宝がられるが、その人自身は大成せずに貧乏しているということ。 「細工貧乏人宝」「職人貧乏人宝」「巧者貧乏人宝」などともいう。
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