「安」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 25 件
「安」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
安に居て危を思う(あんにいてきをおもう)
今の落ち着きが続くとは見ずに、崩れたときの手を先に打っておく。動き出してからでは間に合わないからである。
一抹の不安(いちまつのふあん)
ほんの少し、気がかりなことがある。 「一抹」は、絵筆のひとはけの意。
宴安は酖毒(えんあんはちんどく)
働きもせず遊興に身を任せていると、じわりと効く毒を口にしたのと同じで、やがて立ち行かなくなるという教え。 「宴安」は骨を折らずに過ごす安楽、「酖毒」は鴆という鳥の羽を漬け込んだ毒の酒のこと。
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)
小人物には、大人物の志は理解できないということのたとえ。「燕雀」は小さな鳥の意から転じて小人物、「鴻鵠」は大きな鳥の意から転じて大人物のこと。
お安い御用(おやすいごよう)
簡単である。たやすいことである。 相手の依頼に対して、気軽に引き受けることができる、まったく苦ではない、といった意思を示すときに使う言葉。
お安くない(おやすくない)
男女が親密な間柄である様子。 または、それをからかったり冷やかしたりして言う言葉。
槐安の夢(かいあんのゆめ)
目を覚ましてみれば、位も屋敷も、木の根の下に空いた蟻の穴ひとつぶんの出来事だった。 掴んだはずのものが、まるごと絵空事に変わってしまう場合に引く。 唐の淳于棼が槐の木陰でまどろんだ折の逸話から出ており、眠りのうちに見るもの一般をさすこともある。
騏驥の跼躅するは駑馬の安歩に如かず(ききのきょくちょくするはどばのあんぽにしかず)
すぐれた才を持つ者でも足踏みをしているだけなら、力の劣る者が着実に歩を進めるのに追い越されるということ。 騏驥は千里を駆けるという名馬、駑馬は歩みの遅い馬で、名馬がその場で足踏みするより鈍い馬が休まず歩くほうが遠くへ行き着くとの意から。
現世安穏、後生善処(げんぜあんのん、ごしょうぜんしょ)
法華経を信じる人は、この世では安穏に生活でき、あの世ではよい世界に生まれるということ。
心安いは不和の基(こころやすいはふわのもと)
あまりに親しくなり過ぎると遠慮がなくなり、かえって仲違いしやすいということ。
泰山の安きに置く(たいざんのやすきにおく)
泰山のように、揺るぎないものとしてどっしりと安定させること。 中国の名山である泰山は、古くから動じないものの象徴とされる。
高い舟借りて安い小魚釣る(たかいふねかりてやすいこざかなつる)
道楽の道に入れ込んだ者は、かかりと見返りの釣り合いなど気にもかけない。 舟賃をかけて漕ぎ出しながら、持ち帰るのは値の付かない小魚ばかりで、どう数えても元は取れない。それでも当人にはいっこうに惜しくない。
只より安い物はない(ただよりやすいものはない)
ただで物を貰うことより安く上がることはないということ。
偸安(とうあん)
将来を考えず、現在の安楽をむさぼること。「[[安きを偸む*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4398.php]]」ともいう。
堵に安んず(とにやすんず)
心を落ち着けて暮らすこと。安心して暮らすこと。 「安堵」の語源とされる言葉。
祖母育ちは三百安い(ばばそだちはさんびゃくやすい)
年寄りの手にかかった子は、叱られる機会が少ないぶん、値踏みされると分が悪い。 「三百」は三百文で、値の付き方をそのまま銭で言った。 「祖母育ちは銭が安い」ともいう。
目安を付ける(めやすをつける)
どれくらいで片が付くか、前もっておおまかな見通しを立てること。
安かろう悪かろう(やすかろうわるかろう)
値段が安いものは品質が悪いだろうということ。 安いものには安いなりの理由があるはずとの意から。 「高かろう良かろう、安かろう悪かろう」ともいう。
安きこと泰山の如し(やすきことたいざんのごとし)
どっしりと安定していて、ものに動じない様子のたとえ。 「泰山」は、中国山東省にある大きな山で、その泰山のように落ち着いてどっしりしているとの意から。
安きに危うきを忘れず(やすきにあやうきをわすれず)
世の中が平穏で安泰なときにも油断せず、いつ訪れるかしれない危難に備えておくべきだということ。安らかな状況にあってこそ、かえって危うい事態を心に留めておくべきだとする戒め。 「安きに危うきを忘れず」ともいう。
安きを偸む(やすきをぬすむ)
将来のことを考えず、目先の安楽をむさぼること。 「[[偸安*https://kokugo.jitenon.jp/word/p35768]]」ともいう。
安く見られる(やすくみられる)
相手から能力や価値を低く見積もられ、軽く扱われたり、軽視されたりすること。
安物買いの銭失い(やすものかいのぜにうしない)
値段の安いものは品質も悪く、買い替えや修理などで高くついて、結局は損をするということ。
安物は高物(やすものはたかもの)
値の張らないほうを選んだつもりが、手直しや取り替えを重ねるうちに、上等な品を一つ買った勘定と並んでしまう。 値札の小ささは、あとで降りかかる面倒の分だけ帳消しになる。
憂患に生き安楽に死す(ゆうかんにいきあんらくにしす)
人は心配事がある時は心をいため、命を守る努力をするが、憂いがなくなると心がゆるみ、思わぬ死を招くこともあるということ。
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