馬を牛と言う
ことわざ「馬を牛と言う」(うまをうしという)の意味・読み方を解説します。
馬を牛と言う
うまをうしという
| 言葉 | 馬を牛と言う |
|---|---|
| 読み方 | うまをうしという |
| 意味 | 強い立場にある者が、その力にものを言わせて、筋の通らない言い分でもむりやり押し通すたとえ。
もう一つ、言葉の表には出ていない相手の本当の考えを、すばやく察して読み取るさまも表す。 あとの意味は、次の話によるといわれる。孔子が大勢の弟子と道を行くと、垣根の上に馬が顔をのぞかせていた。孔子はそれを指して「これは牛だ」と口にした。弟子のうち顔回がいちばん早くその意味に気づいた。十二支の「午(うま)」の字の上を突き出して書くと「牛」になる、というなぞだったのである。この話は鎌倉時代の説話集(昔の話を集めた本)『十訓抄』などに見える。 はじめの意味は、鹿を指して馬と言うとほぼ同じである。 |
| 例文 | 赤字の企画を「大成功だ」と言い張る社長に、だれも逆らえない。まさに馬を牛と言うありさまだ。 |
| 場面 | 無理強い / 馬 / 理解力がある |
| 使用漢字 | 馬 / 牛 / 言 |
「馬」を含むことわざ
- 敢えて後れたるに非ず、馬進まざるなり(あえておくれたるにあらず、うますすまざるなり)
- 朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
- 朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随う(あしたにはふじのもんをたたき、ゆうべにはひばのちりにしたがう)
- 荒馬の轡は前から(あらうまのくつわはまえから)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 一馬の奔る、一毛の動かざるは無し(いちばのはしる、いちもうのうごかざるはなし)
- 一番風呂は馬鹿が入る(いちばんぶろはばかがはいる)
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 牛にも馬にも踏まれず(うしにもうまにもふまれず)
「牛」を含むことわざ
- 商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 牛売って牛にならず(うしうってうしにならず)
- 牛追い牛に追われる(うしおいうしにおわれる)
- 牛つかむばかりの暗がり(うしつかむばかりのくらがり)
- 牛に経文(うしにきょうもん)
- 牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
- 牛に乗って牛を尋ねる(うしにのってうしをたずねる)
- 牛に引かれて善光寺参り(うしにひかれてぜんこうじまいり)
- 牛にも馬にも踏まれず(うしにもうまにもふまれず)
