螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ
ことわざ「螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ」の意味・読み方・異形などを解説します。
螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ
けらはらたつればつぐみよろこぶ
| 言葉 | 螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ |
|---|---|
| 読み方 | けらはらたつればつぐみよろこぶ |
| 意味 | 一方にとって腹立たしいことが、もう一方にはありがたい結果になる。二つの立場の損と得が、ちょうど裏表のように逆向きだというたとえ。
昔、鶫(つぐみ)という鳥をつかまえるのに、土の中にすむ虫の螻蛄(けら)をつないでおき、えさに使った。そのやり方を下じきにした言葉で、つながれた螻蛄は腹を立てても、鶫のほうはえさが見つかって喜ぶ、という場面を思い描いたものだ。 「立つれば」を「立てれば」「立てば」にかえて、「螻蛄腹立てれば鶫喜ぶ」「螻蛄腹立てば鶫喜ぶ」ともいう。 |
| 例文 | 道路工事のせいで向かいの食堂は店先がふさがれて文句を言っているが、こちらの弁当屋は工事の人たちが毎日買いに来てくれて大助かりだ。螻蛄腹立つれば鶫喜ぶそのままの成り行きだ。 |
| 異形 | 螻蛄腹立てれば鶫喜ぶ(けらはらたてればつぐみよろこぶ) |
| 螻蛄腹立てば鶫喜ぶ(けらはらたてばつぐみよろこぶ) | |
| 場面 | 損得 / 虫 / 両立しない |
| 使用漢字 | 螻 / 蛄 / 腹 / 立 / 鶫 / 喜 |
「螻」を含むことわざ
- 螻蛄になる(おけらになる)
- 螻蛄才(けらざい)
- 螻蛄の水渡り(けらのみずわたり)
- 螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ(けらはらたつればつぐみよろこぶ)
- 千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰いゆ(せんじょうのつつみもろうぎのあなをもってついゆ)
- 流水腐らず、戸枢螻せず(りゅうすいくさらず、こすうろうせず)
「蛄」を含むことわざ
- 螻蛄になる(おけらになる)
- 螻蛄才(けらざい)
- 螻蛄の水渡り(けらのみずわたり)
- 螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ(けらはらたつればつぐみよろこぶ)
- 蝦蛄で鯛を釣る(しゃこでたいをつる)
「腹」を含むことわざ
- 商人は腹を売り、客は下より這う(あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう)
- 朝腹に茶漬け(あさばらにちゃづけ)
- 後腹が病める(あとばらがやめる)
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 痛くもない腹を探られる(いたくもないはらをさぐられる)
- 旨い物は腹にたまる(うまいものははらにたまる)
- 海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
- 偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず(えんそかわにのむもまんぷくにすぎず)
- 思うこと言わねば腹ふくる(おもうこといわねばはらふくる)
- 恩の腹は切らねど情けの腹は切る(おんのはらはきらねどなさけのはらはきる)
「立」を含むことわざ
- 愛立てないは祖母育ち(あいだてないはばばそだち)
- 間に立つ(あいだにたつ)
- 青筋を立てる(あおすじをたてる)
- 証を立てる(あかしをたてる)
- 明かりが立つ(あかりがたつ)
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足を重ねて立ち、目を側てて視る(あしをかさねてたち、めをそばだててみる)
- 頭から湯気を立てる(あたまからゆげをたてる)
「鶫」を含むことわざ
- 螻蛄腹立つれば鶫喜ぶ(けらはらたつればつぐみよろこぶ)
