獣食った報い
ことわざ「獣食った報い」の意味・読み方・異形などを解説します。
獣食った報い
ししくったむくい
| 言葉 | 獣食った報い |
|---|---|
| 読み方 | ししくったむくい |
| 意味 | 人が味わえないような楽しみを自分ひとりで楽しんだ以上、その代わりにつらい目を見るのはしかたのないことだとする言葉。さらに広く、悪いおこないをしたせいで身にふりかかる当然のむくいもあらわす。
「しし」は、イノシシやシカといったけものの肉を指す。昔は獣の肉を口にするのはつつしむべきこととされていた。伊勢神宮でイノシシやシカがきらわれていたためとも、シカを神の使いとしてうやまう神社があり、食べると神のとがめを受けるとおそれられていたためともいわれる。 「獣」の代わりに「猪」や「鹿」の字で表記する例もある。ライオンを指す「獅子」を当てるのはまちがい。 |
| 例文 | 毎晩のように高級店で食べ歩いていたら、健康診断で医者にしかられた。獣食った報いだと思ってあきらめるしかない。 |
| 異形 | しし食った報い(ししくったむくい) |
| 獣食う報い(ししくうむくい) | |
| 場面 | 行いの報いを受ける / 悪い行い |
| 使用漢字 | 獣 / 食 / 報 |
「獣」を含むことわざ
- 悪獣もなおその類を思う(あくじゅうもなおそのるいをおもう)
- 獣雲に吠ゆる(けだものくもにほゆる)
- 獣食った報い(ししくったむくい)
- 猩猩能く言えども禽獣を離れず(しょうじょうよくいえどもきんじゅうをはなれず)
- 獣を逐う者は目に太山を見ず(じゅうをおうものはめにたいざんをみず)
- 角ある獣に上歯なし(つのあるけものにうわばなし)
「食」を含むことわざ
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 危ない所に登らねば熟柿は食えぬ(あぶないところにのぼらねばじゅくしはくえぬ)
- 淡きを食らい薄きを着る(あわきをくらいうすきをきる)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 泡を食う(あわをくう)
