「ぼ」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 34 件
「ぼ」から始まる故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
忘形の交わり(ぼうけいのまじわり)
容貌や地位などにとらわれない親しい交わり。
亡国の音(ぼうこくのおん)
ゆるみ切った世で好まれる節回し。 人の気を萎えさせ、政の乱れをそのまま響きに映すものと見なされた。 何が流行っているかで、その国の行く末まで測ろうとする。
暴虎馮河の勇(ぼうこひょうがのゆう)
血気にはやり無鉄砲なことをすることのたとえ。「暴虎」は素手で虎を打つこと、「馮河」は大きな河を徒歩で渡ることで、そのような無謀な勇気の意から。
棒先を切る(ぼうさきをきる)
言いつかった用の元手から、いくらかを抜いて自分の懐へ入れる。 人に金を持たせて使いに出したときに起こる、ごく身近なごまかしをさす。 「棒先を撥ねる」ともいう。
茅茨剪らず采椽削らず(ぼうしきらずさいてんけずらず)
軒を覆う草は端を切り揃えず、屋根を支える木にも削りをかけない。 飾りを落とした住まいぶりをいい、古代の聖王がみずからそう構えて、上に立つ者の手本としたという。
望蜀の嘆(ぼうしょくのたん)
手に入れた端から、その先が欲しくなる。 二つの地を続けて攻めた将の言葉に由来し、みずからの底のなさを嘆いた言い回しでもある。 「望蜀の嘆」ともいう。
坊主捨て置け医者大事(ぼうずすておけいしゃだいじ)
急病の時は、急いで医者を呼ぶのが大事だということ。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(ぼうずにくけりゃけさまでにくい)
ある相手を疎ましく思い始めると、その人の持ち物や身内まで嫌なものに見えてくる。当人と切り離せるはずのものにまで、悪感情が及んでいく。
坊主の鉢巻き(ぼうずのはちまき)
坊主の鉢巻きはすべり落ちて、耳で受け止めることから、話を聞いて(耳で受け止めて)知っているということのしゃれ。 または、締まりがないこと、できないことをいうしゃれ。
坊主の花簪(ぼうずのはなかんざし)
その人には使いようのない品が手元にあること。持ち主の身の上と結びつかないものは、どれだけ立派でもただ余っているだけになる。
坊主の不信心(ぼうずのふしんじん)
他人には立派なことを言いながら、その人自身は実行が伴わないことのたとえ。 人に信仰を説く坊主が信仰心がないとの意から。
坊主丸儲け(ぼうずまるもうけ)
仕入れも道具も要らない仕事は、入ってきた分がそっくり手元に残る。汗をかかずに得をしている、と横から皮肉る言い方。
忙中閑あり(ぼうちゅうかんあり)
立て込んでいる最中にも、ふっと手の空く隙間はできる。詰まりきったように思えても、探せば息を抜ける間は見つかる。
棒に振る(ぼうにふる)
これまで重ねてきたものを、自分の一手で丸ごと失うこと。あと少しで実を結ぶはずだった段まで来ていながら、そこで全部が消える。
忘年の交わり(ぼうねんのまじわり)
何歳離れているかを数えずに結ぶ付き合い。上下の隔てを置かず、気の合うことだけを頼りに向き合う間柄をいう。
棒ほど願って針ほど叶う(ぼうほどねがってはりほどかなう)
思い描いた望みの丈と、実際に手に入る分量とは、はじめから釣り合わない。願う側がどれだけ大きく構えても、返ってくるのはその端のほうにとどまる。
忘憂の物(ぼうゆうのもの)
酒のこと。憂いを忘れさせてくれる物との意から。
亡羊の嘆(ぼうようのたん)
学問の道があまりにも幅広いため、真理をとらえることの難しさを嘆くこと。また、どうしてよいかわからず、途方に暮れて嘆くことのたとえ。 逃げた羊を追いかけたが、道がいくつも分かれていたため途方に暮れたという故事から。
棒を呑んだよう(ぼうをのんだよう)
不意を突かれて身体がこわばり、その場から一歩も踏み出せない状態。膝も首も曲がらず、突っ立ったまま固まっている姿を指す。
暴を以て暴に易う(ぼうをもってぼうにかう)
荒々しいやり方を退けるのに、こちらもまた荒々しいやり方を持ち出すこと。手段が入れ替わっただけで、力ずくの世は少しも改まらないという嘆きを含む。
墨守(ぼくしゅ)
自説を守って譲らないこと。中国の思想家の墨子が、楚の国の攻撃を九度にわたって退け、城を守ったという故事から。
木鐸(ぼくたく)
世の中の人を教え導く人。古代中国で、法令などを人民に示す時に用いた、木の舌のついている大鈴の意から。
朴念仁(ぼくねんじん)
無口で愛想のない人。また、道理のわからない人のこと。
墓穴を掘る(ぼけつをほる)
身を滅ぼしてしまうような原因を自ら作ることのたとえ。 「墓穴」は棺や骨壷を埋葬するための穴。 自分を葬るための墓穴を自ら掘るとの意から。
牡丹に唐獅子、竹に虎(ぼたんにからじし、たけにとら)
並べて置くと互いを引き立て合う、決まり切った組み合わせのこと。片方だけでは物足りず、そろって初めて形が締まる間柄をいう。
ボタンを掛け違える(ぼたんをかけちがえる)
食い違いや矛盾などがあったことに後になってから気づくこと。 衣服のボタンを掛けるときに一つ間違えるとその後が全てずれるということから。
菩提を弔う(ぼだいをとむらう)
死者の冥福を祈ること。また、そのための仏事などを行うこと。
没にする(ぼつにする)
持ち込まれた文章や案を、載せないと決めて外すこと。選ぶ側が下す扱いで、書き手には理由が示されないまま終わることも多い。
墓木已に拱す(ぼぼくすでにきょうす)
墓に植えた木が両手で抱えるほどに太くなっている。死んでから長い年月がたっていることをいい、転じて、長生きしている相手をののしるのにも使う。
襤褸を着ても心は錦(ぼろをきてもこころはにしき)
たとえぼろぼろの衣服を着ていても心の中は錦を着ているように美しい。外見よりも内面が大事だということ。
