「道理に合わない」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 43 件
「道理に合わない」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全43件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
明後日の方(あさってのほう)
見当違いの方向。物事の焦点や目的が、本来あるべきところから大きく外れている様子。 「明後日の方を向く」の形で、問いかけや状況に対して的を外した言動をすること、または関係のないことに目を向けることをいう。
朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
絶対に起こるはずがないことのたとえ。 太陽は東から昇るもので、西から出ることはないとの意から。 「西から日が出る」「日が西から出る」ともいう。
石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
物事の道理が逆であることのたとえ。
臼から杵(うすからきね)
女性から男性に言い寄ることのたとえ。物事が逆であることのたとえ。 「臼」は女性、「杵」は男性をさす隠語。
馬を鹿(うまをしか)
権力によって間違いや無理を押し通すことのたとえ。 秦の始皇帝の死後、宰相となった趙高が自分の権勢を試すため幼少の皇帝に鹿を馬と言い張って献上した。皇帝は「これは鹿ではないのか?」と臣下たちに尋ねたが、趙高の権勢を恐れた臣下たちは「馬です」と答えたという故事から。 「鹿を馬」「鹿を指して馬と言う(なす)」ともいう。
柄のない所に柄をすげる(えのないところにえをすげる)
無理やり理屈をこじつけること。 柄が必要ないものにも無理に柄をつけるとの意から。
お門違い(おかどちがい)
目指すところが違っていること。見当違いであること。 訪問する家が間違っているとの意から。
勝てば官軍、負ければ賊軍(かてばかんぐん、まければぞくぐん)
道理の有無にかかわらず戦いに勝ったほうが正義、負けたほうが悪になるというたとえ。 単に「勝てば官軍」ともいう。
勘定合って銭足らず(かんじょうあってぜにたらず)
帳面の上では辻褄が合っているのに、手元の金だけが足りない。 筋道どおりに運んだはずの物事が、現実では帳尻を欠いてしまう。
木に竹を接ぐ(きにたけをつぐ)
性質の異なるものを無理につなぎ合わせること。前後が調和せず、不自然で筋道が通らないことのたとえ。 性質の違う竹を木に接ごうとしてもうまくいかないことから。 略して「木に竹」ともいう。
炬燵で河豚汁(こたつでふぐじる)
大事をとりながら危険なことをするという矛盾した行為のたとえ。炬燵でゆっくり休養しながら、危険な河豚汁を食べることから。
米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる(こめくったいぬがたたかれずにぬかくったいぬがたたかれる)
重い罪を犯した者ほど咎めを免れ、ささやかな出来心のほうが厳しく責められるということ。 米を盗んだ犬は見逃されて、糠をあさっただけの犬が打たれる、という世のあべこべをいう。
鷺を烏と言いくるめる(さぎをからすといいくるめる)
明らかに間違っているのに、強引に主張して押し通そうとするたとえ。真っ白な鷺を烏だと言い張るという意。「言いくるめる」は、相手を言葉で丸め込むという意。
皿嘗めた猫が科を負う(さらなめたねこがとがをおう)
悪事をはたらいた主犯が罰せられず、少しだけ関与した小者が罰せられるたとえ。 皿の上の魚を食べた猫はとっくに逃げてしまい、あとからやって来て皿をなめただけの猫が罪を着せられるとの意から。
出家の念仏嫌い(しゅっけのねんぶつぎらい)
もっとも大切なことが嫌いだったり、出来なかったりすることのたとえ。 僧となって仏道を修行する者が念仏を唱えるのが嫌いとの意から。
常軌を逸する(じょうきをいっする)
常識外れなことを行ったり言ったりすること。
冗談も休み休み言え(じょうだんもやすみやすみいえ)
常識から外れた言葉を否定する時に使う言葉。 「ふざけたことを言うな」や「馬鹿なことを言うな」などの意味。
筋が違う(すじがちがう)
道理に適わない言動をすること。
力は正義なり(ちからはせいぎなり)
何事も、結局力を持った者が正しいことになるということ。
痴人夢を説く(ちじんゆめをとく)
話のつじつまの合わないこと、または要領を得ないことのたとえ。 愚かな者が、自分の見た夢の説明をするとの意から。
手でする事を足でする(てですることをあしでする)
正しい方法を用いずに、誤ったやり方をするたとえ。
てにをはが合わない(てにをはがあわない)
話の辻褄が合わないことのたとえ。 「てにをは」は助詞や助動詞のことで、それらが正しく使われていないということから。
寺から里へ(てらからさとへ)
物事があべこべなことのたとえ。筋違いなことのたとえ。「里」は、檀家の意。檀家から寺へ供物を届けるのが当たり前なのに、寺から檀家へ物を贈るのは逆であることから。
泥裡に土塊を洗う(でいりにどかいをあらう)
汚さや醜さの程度が甚だしいことのたとえ。 または、意味のないことや理解ができないことのたとえ。 土の塊を泥の中に入れて洗うということから。
途轍もない(とてつもない)
常識や道理などからかけ離れていること。 「途轍」は道と轍(わだち)のことから、物事の筋道のこと。
途方もない(とほうもない)
道理から外れていること。または、程度が常識からひどく離れていること。
道理を破る法はあれども法を破る道理なし(どうりをやぶるほうはあれどもほうをやぶるどうりなし)
いかに正しい道理であっても法には勝てないということ。
何処を押せばそんな音が出る(どこをおせばそんなねがでる)
何を根拠にしてそのようなことをいうのか、という意味。 相手の常識外れの言い分を非難していう言葉。
泣く子と地頭には勝てぬ(なくことじとうにはかてぬ)
道理の通じない相手にはかなわないから、争っても無駄ということのたとえ。 「地頭」は、中世の荘園管理に当たった権力ある役人。
飲まぬ酒に酔う(のまぬさけによう)
理由や心当たりがないのに、不本意な結果が生じることのたとえ。 酒を飲んでもいないのに酔ってしまうというありえない状況から。
畑に蛤(はたけにはまぐり)
およそ在りようのない所に目を付けて、あてもなく探し続けること。 狙う先そのものが外れているので、時間をかけただけ何も残らない。
馬鹿と子供には勝てぬ(ばかとこどもにはかてぬ)
理屈が通じない愚か者と子どもには、とうていかなわないということ。
馬鹿を言え(ばかをいえ)
「馬鹿なことを言うな」の意。相手の言い分や判断を強く否定し、とり合わない気持ちを示すときに用いる。叱りやたしなめの語感を伴うことが多い。
膝っ子に目薬(ひざっこにめぐすり)
はなはだしい見当違いのたとえ。努力しても無駄なことのたとえ。 膝に目薬をさしても効果がないことから。 「尻に目薬」「目薬を尻へさす」「疝気さ目薬」ともいう。
人衆ければ天に勝つ(ひとおおければてんにかつ)
人の勢力が強い時は、道理に背いても、一時的には天の理に勝つこともあるということ。
平仄が合わない(ひょうそくがあわない)
話のつじつまが合わないこと。 「平仄」は、漢詩を作る時の平声字と仄声字の配列の規則、転じて物事の道理。道筋。
船盗人を徒歩で追う(ふなぬすびとをかちでおう)
相手と同じ土俵に立たないまま追っても、差は開くばかり。手立ての選び方を誤ると、動いた分がまるごと空になる。
冬編笠に夏頭巾(ふゆあみがさになつずきん)
物事が逆さまであることのたとえ。 冬に夏用の編み笠をかぶり、夏に冬用の頭巾をかぶるとの意から。
無理が通れば道理引っ込む(むりがとおればどうりひっこむ)
理に合わないことが通用するような世の中では、道理にかなったことは行われなくなるということ。
無理も通れば道理になる(むりもとおればどうりになる)
理屈に合わないことでも強引に押し通してしまえば、それが正しいことのように通用してしまうということ。
横車を押す(よこぐるまをおす)
道理に合わないことを無理に押し通すこと。車を無理やり横に押して動かそうとする意から。
理解に苦しむ(りかいにくるしむ)
言動や考えに対して、納得できる理由が思い浮かばずに悩ましく思うこと。
理が非になる(りがひになる)
説明不足や他人の思惑などによって、正しいことが誤りとされてしまうこと。
