「けん」で終わる故事・ことわざ・慣用句
「けん」で終わる故事・ことわざ・慣用句 — 5 件
アキレス腱(あきれすけん)
ふくらはぎの筋肉を、かかとの骨に付着させる太い腱。転じて、唯一の弱点のたとえ。
口から出れば世間(くちからでればせけん)
いったん口出したことは、いつの間にか世間に広まるから、口は慎めということ。
残念閔子騫(ざんねんびんしけん)
「残念」を洒落て言う言葉。 中国の孔子の弟子の「顔淵(がんえん)」を「残念」にかけて、同門の「閔子騫(びんしけん)」と続けた語呂合わせ。
ダモクレスの剣(だもくれすのけん)
栄華というものも、不安定で常に危険が迫っていることのたとえ。 「ダモクレス」とは、シチリア島のシラクサの国王ディオニュシオスの家臣ダモクレスのこと。 ダモクレスはいつもの王位をうらやましく思っていた。 そこで、王はある晩餐でダモクレスに自身の席である王座に座るように勧めた。 王座に座ったダモクレスがふと上を見上げると、天井から今にも切れそうな細い糸で剣が吊るされていた。 それを見たダモクレスは慌ててその場から逃げ出した。 王という立場には常に危険があるということを玉座に座らせることで示し、ダモクレスもそれを理解したという故事から。
竹林の七賢(ちくりんのしちけん)
中国晋代に、俗世間を避けて竹林に集まり、清談を行った七人の隠者のこと。阮籍・嵆康・山濤・向秀・劉伶・阮咸・王戎の七人。
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