軍者ひだるし儒者寒し
ことわざ「軍者ひだるし儒者寒し」の意味・読み方を解説します。
軍者ひだるし儒者寒し
ぐんしゃひだるしじゅしゃさむし
| 言葉 | 軍者ひだるし儒者寒し |
|---|---|
| 読み方 | ぐんしゃひだるしじゅしゃさむし |
| 意味 | 兵法を研究する人も儒学を学ぶ人も、立派な理屈を語ることはできるのに、お金をかせぐ腕はなく、食べる物や着る物にも困るほど貧しいということ。学問で語る理屈と、実際の暮らしぶりとのずれを、皮肉な調子で突いている。
「軍者」は戦い方や兵の動かし方を研究する人、「儒者」は孔子の教えである儒学を修めた人をさし、「ひだるし」はおなかがすいて力が出ないさまを表す。兵法家はいつも腹をすかせ、儒者は暖かい着物もなく凍える、という暮らしぶりからきている。 同じく「ひだるし」と「寒し」を対にした言い方に賢者ひだるし、伊達寒しや遠慮ひだるし伊達寒しがある。また、儒者の貧しさをいうことわざには医者寒からず儒者寒しもある。 |
| 例文 | 経済の理論にくわしい大学の先生が、毎月の暮らしのお金が足りずに困っていると聞き、まさに軍者ひだるし儒者寒しだと思った。 |
| 場面 | 金儲け / 貧乏・貧しい |
| 使用漢字 | 軍 / 者 / 儒 / 寒 |
「軍」を含むことわざ
- 蟻も軍勢(ありもぐんぜい)
- 軍を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)
- 勝てば官軍、負ければ賊軍(かてばかんぐん、まければぞくぐん)
- 竈将軍(かまどしょうぐん)
- 軍配が上がる(ぐんばいがあがる)
- 軍門に降る(ぐんもんにくだる)
- 三軍も帥を奪うべきなり、匹夫も志を奪うべからず(さんぐんもすいをうばうべきなり、ひっぷもこころざしをうばうべからず)
- 大軍に関所なし(たいぐんにせきしょなし)
- 敗軍の将は兵を語らず(はいぐんのしょうはへいをかたらず)
- 腹が減っては軍は出来ぬ(はらがへってはいくさはできぬ)
「者」を含むことわざ
- 愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る(あいいずるものはあいかえり、ふくゆくものはふくきたる)
- 青表紙を叩いた者にはかなわぬ(あおびょうしをたたいたものにはかなわぬ)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 悪女の賢者ぶり(あくじょのけんじゃぶり)
- 当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- 言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
「儒」を含むことわざ
- 医者寒からず儒者寒し(いしゃさむからずじゅしゃさむし)
- 紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る(がんこはがしせず、じゅかんはおおくみをあやまる)
- 軍者ひだるし儒者寒し(ぐんしゃひだるしじゅしゃさむし)
