口中の雌黄
ことわざ「口中の雌黄」の意味・読み方を解説します。
口中の雌黄
こうちゅうのしおう
| 言葉 | 口中の雌黄 |
|---|---|
| 読み方 | こうちゅうのしおう |
| 意味 | 自分の言ったことにまちがいや、場に合わない言い方があると分かったら、その場ですぐ言い直すこと。のちには、詩や文章の言葉を足したり削ったりして手直しする意味も生まれた。
ここでいう雌黄は、ある黄色い鉱物を細かくくだいて作る絵の具の名前。昔の中国では黄色みのある紙に字を書いたので、書きそこなった字はこの絵の具を塗って消し、その上に書き直した。字を消す絵の具を口にふくんでいて、すぐ直せるというたとえ。 『晋書』の王衍伝に、晋の王衍は話の筋道が通らないところがあれば、すぐさまその場で説を改めたので、世の人から「口中の雌黄」と呼ばれた、という話が載っている。 四字の熟語としては「口中雌黄」の形で使う。 |
| 例文 | 誤りを指摘されると、その場で素直に説明を改める先生の態度は、まさに口中の雌黄だった。 |
| 出典 | 『晋書』王衍伝 |
| 場面 | 言葉遣い / 文章 |
| 使用漢字 | 口 / 中 / 雌 / 黄 |
「口」を含むことわざ
- 開いた口が塞がらない(あいたくちがふさがらない)
- 開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 後口が悪い(あとくちがわるい)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
- 一口に出ずるが如し(いっこうにいずるがごとし)
- 馬に乗るとも口車に乗るな(うまにのるともくちぐるまにのるな)
- 大きな口を利く(おおきなくちをきく)
- 大口を叩く(おおぐちをたたく)
「中」を含むことわざ
- 顎で背中を搔く(あごでせなかをかく)
- 麻の中の蓬(あさのなかのよもぎ)
- 頭の中が真っ白になる(あたまのなかがまっしろになる)
- 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 暗中的を射る(あんちゅうまとをいる)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 一文高の世の中(いちもんだかのよのなか)
- 意中の人(いちゅうのひと)
「雌」を含むことわざ
- 雌伏(しふく)
- 雌雄を決する(しゆうをけっする)
- 誰か烏の雌雄を知らんや(たれかからすのしゆうをしらんや)
- 雌鶏歌えば家滅ぶ(めんどりうたえばいえほろぶ)
- 雌鳥につつかれて時をうたう(めんどりにつつかれてときをうたう)
- 雌鶏の晨する(めんどりのあしたする)
