ここを先途と
ことわざ「ここを先途と」の意味・読み方・異形などを解説します。
ここを先途と
ここをせんどと
| 言葉 | ここを先途と |
|---|---|
| 読み方 | ここをせんどと |
| 意味 | 「今こそが、勝ち負けや物事の行く末を決める大事な場面だ」と心に決め、持てる力のすべてを注ぎこむようす。試合や戦いのほか、試験や仕事など、成功か失敗かが決まる場面で懸命にがんばる姿にも使う。
「先途」は、成り行きが大きく分かれる大切なところのこと。「ここ」はほかでもない今この時を指し、「ここを先途と」で「ここがその分かれ目だ」と見きわめて力を出しきる気持ちを表す。多くは「ここを先途と攻めかかる」などと、どう動くかを表す言葉をあとにつなげて使う。 大事な場面そのものを指す「ここ一番」や「天王山」に対して、この語はその場面に臨む人の打ちこみぶりに重きを置く。 |
| 例文 | 決勝点がほしい最後の数分、選手たちはここを先途と相手ゴールへ攻め上がった。 |
| 異形 | 此処を先途と(ここをせんどと) |
| 場面 | 全力で取り組む / 勝負 |
| 使用漢字 | 先 / 途 / 此 / 処 |
「先」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 悪の報いは針の先(あくのむくいははりのさき)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 当て事と畚褌は先から外れる(あてことともっこふんどしはさきからはずれる)
- 後先になる(あとさきになる)
- 後先見ず(あとさきみず)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 後にも先にも(あとにもさきにも)
- 後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
- 後の喧嘩、先でする(あとのけんか、さきでする)
「途」を含むことわざ
- 足が途絶える(あしがとだえる)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 一途を辿る(いっとをたどる)
- 門松は冥途の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか)
- 官途に就く(かんとにつく)
- 途轍もない(とてつもない)
- 途方に暮れる(とほうにくれる)
- 途方もない(とほうもない)
- 日暮れて途遠し(ひくれてみちとおし)
- 冥途の道には王なし(めいどのみちにはおうなし)
「此」を含むことわざ
- 彼方立てれば此方が立たぬ(あちらたてればこちらがたたぬ)
- 彼も一時、此れも一時(かれもいちじ、これもいちじ)
- 此処で会ったが百年目(ここであったがひゃくねんめ)
- 此処ばかりに日は照らぬ(ここばかりにひはてらぬ)
- 此処までお出で、甘酒進じょ(ここまでおいで、あまざけしんじょ)
- 此の親にしてこの子あり(このおやにしてこのこあり)
