乞食に貧乏なし
ことわざ「乞食に貧乏なし」の意味・読み方を解説します。
乞食に貧乏なし
こじきにびんぼうなし
| 言葉 | 乞食に貧乏なし |
|---|---|
| 読み方 | こじきにびんぼうなし |
| 意味 | 物乞いで暮らすほど落ちぶれた者は、それより貧しくなりようもなく、暮らしの落ち込みもそこで行き止まりだということ。
「乞食」は、人から食べ物やお金をめぐんでもらって暮らす人のこと。いちばん下まで落ちた者には、もう落ちていく先が残っていないと見た言い方。 何も持たない者は失う物もないという点で「裸で物を落とした例なし」に通じる。終わりの「貧乏なし」が同じ「稼ぐに追い付く貧乏無し」は、まじめに働いていれば貧しさに追いつかれずに済むと説く言葉で、こちらとは中身がちがう。 |
| 例文 | 事業に失敗して財産をすべて手放した叔父は、乞食に貧乏なしで、ここから先はもう貧しくなりようがないと開き直っている。 |
| 場面 | 貧乏・貧しい / 乞食 |
| 使用漢字 | 乞 / 食 / 貧 / 乏 |
「乞」を含むことわざ
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 哀れみを乞う(あわれみをこう)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 浮気と乞食はやめられぬ(うわきとこじきはやめられぬ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 親苦、子楽、孫乞食(おやく、こらく、まごこじき)
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
- 骸骨を乞う(がいこつをこう)
- 玉斧を乞う(ぎょくふをこう)
「食」を含むことわざ
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 危ない所に登らねば熟柿は食えぬ(あぶないところにのぼらねばじゅくしはくえぬ)
- 淡きを食らい薄きを着る(あわきをくらいうすきをきる)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 泡を食う(あわをくう)
「貧」を含むことわざ
- 朝謡は貧乏の相(あさうたいはびんぼうのそう)
- 朝寝朝酒は貧乏の元(あさねあさざけはびんぼうのもと)
- 家貧しくして孝子顕る(いえまずしくしてこうしあらわる)
- 家貧しくして良妻を思う(いえまずしくしてりょうさいをおもう)
- 居ない者貧乏(いないものびんぼう)
- 奢る者は心常に貧し(おごるものはこころつねにまずし)
- 稼ぐに追い付く貧乏無し(かせぐにおいつくびんぼうなし)
- 稼ぐに追い抜く貧乏神(かせぐにおいぬくびんぼうがみ)
- 家内喧嘩は貧乏の種蒔き(かないげんかはびんぼうのたねまき)
- 器用貧乏人宝(きようびんぼうひとだから)
