言葉に針を持つ
ことわざ「言葉に針を持つ」の意味・読み方・異形などを解説します。
言葉に針を持つ
ことばにはりをもつ
| 言葉 | 言葉に針を持つ |
|---|---|
| 読み方 | ことばにはりをもつ |
| 意味 | 口から出る言葉に、相手の胸をちくりと刺して痛めつけようとする悪意がこもっていること。
言い方のはしばしから、相手へのとげとげしい気持ちがのぞく様子をいう。「針」は、心に刺さって痛みを残す言い方を、先のとがった針に見なしたもの。「言葉に棘がある」「言葉に針を含む」ともいう。 意味合いが近い言葉として針を含むがある。 |
| 例文 | 先輩の注意はもっともだが、いつも言葉に針を持つので、後輩たちは話しかけにくそうにしている。 |
| 異形 | 言葉に棘がある(ことばにとげがある) |
| 言葉に針を含む(ことばにはりをふくむ) | |
| 場面 | 言葉遣い / 悪口を言う |
| 使用漢字 | 言 / 葉 / 針 / 持 / 棘 / 含 |
「言」を含むことわざ
- ああ言えばこう言う(ああいえばこういう)
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- あっと言う間(あっというま)
- あっと言わせる(あっといわせる)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 穴を掘って言い入れる(あなをほっていいいれる)
- 余りと言えば余り(あまりといえばあまり)
- 有り体に言う(ありていにいう)
「葉」を含むことわざ
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 青葉は目の薬(あおばはめのくすり)
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 商人は木の葉も錦に飾る(あきんどはこのはもにしきにかざる)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
- 一葉目を蔽えば泰山を見ず(いちようめをおおえばたいざんをみず)
- 売り言葉に買い言葉(うりことばにかいことば)
- お言葉ですが(おことばですが)
「針」を含むことわざ
- 悪の報いは針の先(あくのむくいははりのさき)
- 痛い上の針(いたいうえのはり)
- 嘘吐いたら針千本飲ます(うそついたらはりせんぼんのます)
- 斧を研いで針にする(おのをといではりにする)
- 杵を磨いて針となす(きねをみがいてはりとなす)
- 今日の一針、明日の十針(きょうのひとはり、あすのとはり)
- 口に針(くちにはり)
- 磁石に針(じしゃくにはり)
- 小さくとも針は呑まれぬ(ちいさくともはりはのまれぬ)
- 頂門の一針(ちょうもんのいっしん)
「持」を含むことわざ
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- 浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
- 卯の時雨に笠持つな(うのときあめにかさもつな)
- 馬持たずに馬貸すな(うまもたずにうまかすな)
- 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 大船に乗った気持ち(おおぶねにのったきもち)
- 置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
- 男は気で持て(おとこはきでもて)
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
「棘」を含むことわざ
- 茨に棘あり(いばらにとげあり)
- 美しい花には棘がある(うつくしいはなにはとげがある)
- 枳棘は鸞鳳の棲む所に非ず(ききょくはらんぽうのすむところにあらず)
- 荊棘の道(けいきょくのみち)
- 他人の飯には棘がある(たにんのめしにはとげがある)
- 薔薇に棘あり(ばらにとげあり)
