辛抱は金、挽き臼は石
ことわざ「辛抱は金、挽き臼は石」の意味・読み方・異形などを解説します。
辛抱は金、挽き臼は石
しんぼうはかね、ひきうすはいし
| 言葉 | 辛抱は金、挽き臼は石 |
|---|---|
| 読み方 | しんぼうはかね、ひきうすはいし |
| 意味 | ほしい物があってもお金を使いたい気持ちをおさえ、地道に働き続けた人は、いずれ財産を築いて豊かな身になれる、と説いたたとえ。
字の上の意味は、挽き臼のつくりを言ったもの。穀物を粉にする挽き臼は、臼の本体こそ石だが、上の石を回すときの軸となる「心棒」には鉄が使われる。「心棒」と「辛抱」、「かね」とも読む「鉄」と「金」の音を重ねて、こらえることが豊かさにつながると教えている。 前半だけで「辛抱は金」ともいう。我慢を続ければ財産ができるという同じ教えを、「木」に「気」を重ねて表した句に辛抱する木に金がなるがある。 |
| 例文 | ほしいゲームをがまんして小づかいをためた弟は、夏に新しい自転車を手に入れ、辛抱は金、挽き臼は石だと胸を張った。 |
| 異形 | 辛抱は金(しんぼうはかね) |
| 場面 | お金 / 我慢 / 言葉遊び |
| 使用漢字 | 辛 / 抱 / 金 / 挽 / 臼 / 石 |
「辛」を含むことわざ
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- 痛いのは辛抱しても痒いのは辛抱できぬ(いたいのはしんぼうしてもかゆいのはしんぼうできぬ)
- 茨の中にも三年の辛抱(いばらのなかにもさんねんのしんぼう)
- 憂いも辛いも食うての上(ういもつらいもくうてのうえ)
- 山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょはこつぶでもぴりりとからい)
- 塩辛を食おうとて水を飲む(しおからをくおうとてみずをのむ)
- 辛酸を嘗める(しんさんをなめる)
- 辛抱する木に金がなる(しんぼうするきにかねがなる)
- 辛抱に追い付く貧乏無し(しんぼうにおいつくびんぼうなし)
- 祖父は辛労、子は楽、孫は乞食(じじはしんろう、こはらく、まごはこじき)
「抱」を含むことわざ
- 頭を抱える(あたまをかかえる)
- 石を抱きて淵に入る(いしをいだきてふちにいる)
- 痛いのは辛抱しても痒いのは辛抱できぬ(いたいのはしんぼうしてもかゆいのはしんぼうできぬ)
- 豕を抱いて臭きを知らず(いのこをだいてくさきをしらず)
- 茨の中にも三年の辛抱(いばらのなかにもさんねんのしんぼう)
- 生んだ子より抱いた子(うんだこよりだいたこ)
- 負うた子より抱いた子(おうたこよりだいたこ)
- 負ぶえば抱かりょう(おぶえばだかりょう)
- おんぶに抱っこ(おんぶにだっこ)
- 杞梓連抱にして数尺の朽有るも良工は棄てず(きしれんぽうにしてすうせきのくちあるもりょうこうはすてず)
「金」を含むことわざ
- 愛想づかしも金から起きる(あいそづかしもかねからおきる)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 麻を荷って金を捨てる(あさをになってかねをすてる)
- 値千金(あたいせんきん)
- 阿弥陀の光も金次第(あみだのひかりもかねしだい)
- 有り金をはたく(ありがねをはたく)
- ありそうでないのが金(ありそうでないのがかね)
- 有るは借銭、無いは金(あるはしゃくせん、ないはかね)
- 砂に黄金、泥に蓮(いさごにこがね、でいにはちす)
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
「挽」を含むことわざ
- お茶を挽く(おちゃをひく)
- 櫛の歯を挽く(くしのはをひく)
- 辛抱は金、挽き臼は石(しんぼうはかね、ひきうすはいし)
- 推挽(すいばん)
- 挽歌(ばんか)
「臼」を含むことわざ
- 石臼を箸に刺す(いしうすをはしにさす)
- 臼から杵(うすからきね)
- 臼と杵(うすときね)
- 杵臼の交わり(しょきゅうのまじわり)
- 搗き臼で茶漬け(つきうすでちゃづけ)
- 松の実生えの臼になるまで(まつのみばえのうすになるまで)
