重箱に煮染め
ことわざ「重箱に煮染め」の意味・読み方を解説します。
重箱に煮染め
じゅうばこににしめ
| 言葉 | 重箱に煮染め |
|---|---|
| 読み方 | じゅうばこににしめ |
| 意味 | 見た目はいかにも上等なのに、中に入っているものは安っぽく、まるで値打ちがない。そうした、うわべばかりで中身の劣るものを、この句で表す。外から見た感じと中身とがちぐはぐで、両方が見合わない様子も、これにあたる。いわゆる「見かけ倒し」。
重箱は、料理を詰めて何段にも重ねる箱。その見た目のよい重箱のふたを開けると、中身は芋やにんじんなどの野菜に醤油の味をしみこませた、ありふれたおかず(煮しめ)だった、というありさまから言った句。「煮締め」とも書く。 きれいな外側と、値打ちのない中身との取り合わせを描いた句としては、錦の袋に糞を包むも知られる。 |
| 例文 | 表紙や帯は豪華なのに、読んでみると中身は薄く、重箱に煮染めのような本だった。 |
| 場面 | 外見と実質が釣り合わない |
| 使用漢字 | 重 / 箱 / 煮 / 染 |
「重」を含むことわざ
- 足が重い(あしがおもい)
- 足を重ねて立ち、目を側てて視る(あしをかさねてたち、めをそばだててみる)
- 衣、帛を重ねず(い、はくをかさねず)
- 浮世の苦楽は壁一重(うきよのくらくはかべひとえ)
- おじを見ると荷が重い(おじをみるとにがおもい)
- 重い腰を上げる(おもいこしをあげる)
- 重きを置く(おもきをおく)
- 重きを成す(おもきをなす)
- 重荷に小づけ(おもににこづけ)
- 重荷を下ろす(おもにをおろす)
「箱」を含むことわざ
- 開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
- お払い箱になる(おはらいばこになる)
- 玩具箱を引っ繰り返したよう(おもちゃばこをひっくりかえしたよう)
- 骨箱を叩く(こつばこをたたく)
- 重箱で味噌を擂る(じゅうばこでみそをする)
- 重箱に鍋蓋(じゅうばこになべぶた)
- 重箱の隅は杓子で払え(じゅうばこのすみはしゃくしではらえ)
- 重箱の隅を楊枝でほじくる(じゅうばこのすみをようじでほじくる)
- 擂り粉木で重箱洗う(すりこぎでじゅうばこあらう)
- 箱入り娘(はこいりむすめ)
「煮」を含むことわざ
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 芋の煮えたも御存じない(いものにえたもごぞんじない)
- 業を煮やす(ごうをにやす)
- 座頭に煮え湯を浴びせる(ざとうににえゆをあびせる)
- 醬油で煮しめたよう(しょうゆでにしめたよう)
- 煮え切らない(にえきらない)
- 煮え湯を飲まされる(にえゆをのまされる)
- 煮て食おうと焼いて食おうと(にてくおうとやいてくおうと)
- 煮ても焼いても食えない(にてもやいてもくえない)
- 煮豆に花の咲く(にまめにはなのさく)
