衣を染めんより心を染めよ
ことわざ「衣を染めんより心を染めよ」の意味・読み方を解説します。
衣を染めんより心を染めよ
ころもをそめんよりこころをそめよ
| 言葉 | 衣を染めんより心を染めよ |
|---|---|
| 読み方 | ころもをそめんよりこころをそめよ |
| 意味 | 見た目を立派にすることに心を奪われるより、心をみがくことのほうにこそ力を注ぐべきだ、と教える句。外側ばかり整えて中身が追いつかない人に、反省をうながす言葉にもなる。
黒く染めた衣を着て姿だけ僧らしくしても、仏の道の修行に打ち込み、仏の心を育てなければ本物の僧とは呼べない、とする考えが下地にある。衣を染めることと心を染めることを並べ、内面を養うほうが大事だと示している。「衣」は僧の着る衣服、「染めんより」は「染めるよりも」ということ。 趣の近い句には、頭剃るより心を剃れと衣ばかりで和尚はできぬもある。 |
| 例文 | 新しいユニフォームがそろって浮かれていた部員たちに、監督は衣を染めんより心を染めよと言い、まず練習に向き合う姿勢を正すよう求めた。 |
| 場面 | 戒めの言葉 / 僧侶 / 外見と実質が釣り合わない |
| 使用漢字 | 衣 / 染 / 心 |
「衣」を含むことわざ
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 衣、新を経ずんば何に由りて故ならん(い、しんをへずんばなにによりてこならん)
- 衣、帛を重ねず(い、はくをかさねず)
- 衣錦の栄(いきんのえい)
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
- 衣帯を解かず(いたいをとかず)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 衣は新に如くはなく、人は故に如くはなし(いはしんにしくはなく、ひとはこにしくはなし)
- 衣鉢を継ぐ(いはつをつぐ)
- 衣鉢を伝う(いはつをつたう)
「染」を含むことわざ
- 朱に染まる(あけにそまる)
- 一指を染める(いっしをそめる)
- 意に染まない(いにそまない)
- 気に染まない(きにそまない)
- 肝に染みる(きもにしみる)
- 心に染みる(こころにしみる)
- 五臓六腑に染み渡る(ごぞうろっぷにしみわたる)
- 知らぬ仏より馴染みの鬼(しらぬほとけよりなじみのおに)
- 白き糸の染まんことを悲しむ(しろきいとのそまんことをかなしむ)
- 手を染める(てをそめる)
