重箱で味噌を擂る
ことわざ「重箱で味噌を擂る」の意味・読み方を解説します。
重箱で味噌を擂る
じゅうばこでみそをする
| 言葉 | 重箱で味噌を擂る |
|---|---|
| 読み方 | じゅうばこでみそをする |
| 意味 | 小さな点にこだわらず、少々の不足は見のがしてやるたとえ。物事の進め方がおおざっぱで、すみずみにまで手が回りきらない様子も表す。
重箱は四角い器なので、その中で味噌をすりつぶそうとしても、すりこぎ(すり鉢で物をすりつぶす棒)の先が角まで届かず、四隅に味噌が残ってしまう。ここから生じた句。さらに、重箱は立派な器でも、味噌をすりつぶすための道具ではない。この点から、見かけがよくても目的に合わない道具では用が足りないことをたとえる用法も生まれた。 逆に、ささいな点をいちいち取り上げて口やかましく責めることを重箱の隅を楊枝でほじくるという。すりこぎで重箱を洗うと隅が洗いきれないとする擂り粉木で重箱洗うも、同じような見立ての言葉。 |
| 例文 | 母は掃除の仕上がりにうるさくない。重箱で味噌を擂るような人なので、子どもたちも気楽に手伝える。 |
| 場面 | 大らかな性格 / 役に立たない |
| 使用語彙 | 擂る |
| 使用漢字 | 重 / 箱 / 味 / 噌 / 擂 |
「重」を含むことわざ
- 足が重い(あしがおもい)
- 足を重ねて立ち、目を側てて視る(あしをかさねてたち、めをそばだててみる)
- 衣、帛を重ねず(い、はくをかさねず)
- 浮世の苦楽は壁一重(うきよのくらくはかべひとえ)
- おじを見ると荷が重い(おじをみるとにがおもい)
- 重い腰を上げる(おもいこしをあげる)
- 重きを置く(おもきをおく)
- 重きを成す(おもきをなす)
- 重荷に小づけ(おもににこづけ)
- 重荷を下ろす(おもにをおろす)
「箱」を含むことわざ
- 開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
- お払い箱になる(おはらいばこになる)
- 玩具箱を引っ繰り返したよう(おもちゃばこをひっくりかえしたよう)
- 骨箱を叩く(こつばこをたたく)
- 重箱に鍋蓋(じゅうばこになべぶた)
- 重箱に煮染め(じゅうばこににしめ)
- 重箱の隅は杓子で払え(じゅうばこのすみはしゃくしではらえ)
- 重箱の隅を楊枝でほじくる(じゅうばこのすみをようじでほじくる)
- 擂り粉木で重箱洗う(すりこぎでじゅうばこあらう)
- 箱入り娘(はこいりむすめ)
「味」を含むことわざ
- 逢い戻りは鴨の味(あいもどりはかものあじ)
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 味なことをやる(あじなことをやる)
- 味も素っ気もない(あじもそっけもない)
- 味を占める(あじをしめる)
- 後味が悪い(あとあじがわるい)
- いい意味で(いいいみで)
- 医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- いとこ同士は鴨の味(いとこどうしはかものあじ)
「噌」を含むことわざ
- 医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
- 傾城買いの糠味噌汁(けいせいがいのぬかみそじる)
- 下駄と焼き味噌(げたとやきみそ)
- 手前味噌で塩が辛い(てまえみそでしおがからい)
- 手前味噌を並べる(てまえみそをならべる)
- 隣の糂粏味噌(となりのじんだみそ)
- 女房と味噌は古いほどよい(にょうぼうとみそはふるいほどよい)
- 糠味噌が腐る(ぬかみそがくさる)
- 糠味噌臭い(ぬかみそくさい)
- 脳味噌を絞る(のうみそをしぼる)
