千番に一番の兼ね合い
ことわざ「千番に一番の兼ね合い」の意味・読み方を解説します。
千番に一番の兼ね合い
せんばんにいちばんのかねあい
| 言葉 | 千番に一番の兼ね合い |
|---|---|
| 読み方 | せんばんにいちばんのかねあい |
| 意味 | 千回やってみても、うまくいくのは一回あるかないかというほど、ものごとをやり遂げるのが難しいこと。成功の見込みがごくわずかな場合にいう。
「千番」は千回のことで、「一番」はその中の一回を指す。「兼ね合い」は釣り合いや程よい加減をいう言葉で、全体で、千回のうち一回ほどしかちょうどよく決まらないとする言い回しだ。略して「千番に一番」ともいう。 太宰治の小説『人間失格』に、この語を使った一節がある。人前でおどけて笑顔を見せながら、内心では必死に気を張っている主人公の様子を述べた箇所である。難しさをいう語に至難の業、見込みの低さをいう語に万に一つもがある。 |
| 例文 | あの難しい曲を本番で一音も外さずに弾ききるのは千番に一番の兼ね合いで、練習でもまだ一度しかできていない。 |
| 場面 | 期待できない / 困難 |
| 使用漢字 | 千 / 番 / 一 / 兼 / 合 |
「千」を含むことわざ
- 悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)
- 朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、よおきひゃくりょう)
- 値千金(あたいせんきん)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 諍い果てての千切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 一日千秋の思い(いちじつせんしゅうのおもい)
- 一双の玉臂千人の枕(いっそうのぎょくひせんにんのまくら)
- 一髪、千鈞を引く(いっぱつ、せんきんをひく)
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 牛の歩みも千里(うしのあゆみもせんり)
「番」を含むことわざ
- 海驢の番(あしかのばん)
- 一番風呂は馬鹿が入る(いちばんぶろはばかがはいる)
- いの一番(いのいちばん)
- 命から二番目(いのちからにばんめ)
- 鬼も十八、番茶も出花(おにもじゅうはち、ばんちゃもでばな)
- 十八番(おはこ)
- 顔見世の二番目(かおみせのにばんめ)
- 角番に立つ(かどばんにたつ)
- ここ一番(ここいちばん)
- 十八番(じゅうはちばん)
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「兼」を含むことわざ
- 気を兼ねる(きをかねる)
- 千番に一番の兼ね合い(せんばんにいちばんのかねあい)
- 大は小を兼ねる(だいはしょうをかねる)
- 明珠兼乗も未だ一言に若かず(めいしゅけんじょうもいまだいちげんにしかず)
