「期待できない」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 60 件
「期待できない」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全60件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
期待がはずれてがっかりすること。浦島太郎が竜宮城から持ち帰った玉手箱を開けたとたん、白い煙が出てあっという間に年をとってしまったという浦島太郎の伝説から。
明日の百より今日の五十(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
不確かな期待よりも、たとえ量が少なくても、今日確実に手にできるもののほうがよいということ。
当てが外れる(あてがはずれる)
期待や予想とは異なった結果になること。
当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
当てにしていた事は相手の都合で外れることが多いことのたとえ。 「当て事」は当てにしている事。 「向こう」は身体の前、また、相手のこと。 越中褌が身体の前から外れやすいのと同じように、当てにしていた事は向こうから外れることが多いということ。 「当て事は向こうから外れる」「当て事と畚褌は先から外れる」ともいう。
穴の貉を値段する(あなのむじなをねだんする)
手に入るかどうかも分からないものを勘定に入れて事を運ぶ、うかつさをいう言葉。 穴に潜んだままの貉を、まだ一匹も仕留めぬうちからいくらで売れると値踏みする意から。
医者の只今(いしゃのただいま)
口約束ばかりで、いつまでも実現しない返事のたとえ。 往診を乞われた医者がすぐ行くと答えながら、いつまでも腰を上げないことから。
いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし)
飽きることのない気楽な生活のたとえ。また、現実はなかなかそうはいかないということ。 昔の人にとって月の光はありがたく、また米の飯は貴重だったため、それが毎日続けば言うことがないとの意から。 「月夜に米の飯」ともいう。
浮かぶ瀬がない(うかぶせがない)
苦しい境遇や立場から逃れる機会が得られない様子。 「浮かぶ瀬」は、川の浅い所。転じて、場所や機会の意。
うまくいったらお慰み(うまくいったらおなぐさみ)
上手くいったら大いに結構である。 成功する確率が低いことを行う時に当人がへりくだって、または周りの人が軽い皮肉を込めて言う言葉。
絵に描いた餅(えにかいたもち)
実際の役に立たない物事のたとえ。絵に描いた餅はどんなに巧みに描かれていても食べられないことから。「画餅」ともいう。
お先真っ暗(おさきまっくら)
将来の見通しがまったく立たないこと。
鬼が笑う(おにがわらう)
現実味のないことを言ったり、予測のつかないことを言ったりする相手を、からかって言う言葉。
甲斐性が無い(かいしょうがない)
積極的に物事をやり遂げようという気力がなく、頼りにならないことのたとえ。
風が吹けば桶屋が儲かる(かぜがふけばおけやがもうかる)
思いもかけないところに影響が出るたとえ。また、あてにならない期待をするたとえ。 大風が吹けば土ぼこりが舞い上がって目に入り、目の不自由な人が増える。目の不自由な人は三味線で生計を立てようとするので、三味線に使う猫の皮がたくさん必要になる。猫が捕らえられて少なくなるとねずみが増える。ねずみは桶をかじるので桶屋が儲かるという話から。 「風」は「大風」、「儲かる」は「喜ぶ」ともいう。
筐の水(かたみのみず)
ものごとの当てにならないこと。また、ものごとが頼りにならないこと。 「筐(かたみ)」は、竹で細かく編まれた籠。 筐で水を汲んでもすぐに漏れてしまうことから。
看板倒れ(かんばんだおれ)
看板だけが立派で、実情が伴わないこと。 見かけはよくても、内容が乏しいこと。
画餅に帰す(がべいにきす)
計画したことが失敗に終わることのたとえ。 「画餅」は絵に書いた餅のことで、実際には食べられないとの意から。
聞いて極楽、見て地獄(きいてごくらく、みてじごく)
話に聞くのと実際に見るのでは大差があるというたとえ。
来て見ればさほどでもなし富士の山(きてみればさほどでもなしふじのやま)
何事もおおげさに言われるもので、実際に見てみると想像していたほどのものではないことが多いというたとえ。 富士山はすばらしいと言われているけれども、来てみればそれほどの山ではなかったとの意から。
堯の子堯ならず(ぎょうのこぎょうならず)
頭抜けた父のもとに、同じ器量の子が並ぶわけではない。 古代の聖王は位を我が子に渡さず、人柄を見込んだ舜に譲ったという。
紺屋の明後日(こうやのあさって)
約束の期限があてにならないことのたとえ。「紺屋」は染物屋のことで、もとは「こんや」ともいった。染物屋の仕事は天気に左右されるので、出来上がりが遅れがちでいつも「明後日」と言い訳していたことから。
今度と化け物には行き会った事がない(こんどとばけものにはいきあったことがない)
「今度はきっと」などという約束があてにならないことを皮肉った言葉。
先勝ちは糞勝ち(さきがちはくそがち)
勝負で最初に勝つのは当てにならないということ。 「初めの勝ちは糞勝ち」「早勝ちは糞勝ち」ともいう。
三五の十八(さんごのじゅうはち)
計算が合わないことや見込み違いのたとえ。
姑の十七、見た者ない(しゅうとめのじゅうしち、みたものない)
姑は自分の若い頃のことを引き合いに出して嫁に小言を言うが、誰も姑の若い時を知らないので当てにはならないということ。
すかを食う(すかをくう)
期待した通りにならないこと。当てが外れること。 「すか」は「肩透かし」という意味。
雀の糠喜び(すずめのぬかよろこび)
喜んだ後に当てがはずれることのたとえ。 雀が籾(もみ)を見つけて喜んだ後、米は無く糠のみだと分かりがっかりすることから。
関の山(せきのやま)
物事がうまく進んだ場合でも、これ以上はできないという限度。せいぜい。
そうは問屋が卸さない(そうはとんやがおろさない)
そう簡単に相手の望みに応じられないということ。また、物事は都合よく自分の思い通りには運ばないというたとえ。そんな安値では問屋が卸してくれないということから。
大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
前触ればかりが大きくて、実際の結果は小さいことのたとえ。 大きな山が音を立てて揺れ動くので、何か大きな事が起こるのかと身構えていると、鼠がたった一匹出てきただけだったとの意から。 「大山」は「泰山」とも書く。
大漁の明日(たいりょうのあした)
よいめぐり合わせは、そう続けざまには巡ってこない。 今日網が重かったからといって、明日も同じ群れが寄ってくると決まってはいない。よい日の翌朝ほど、当てが外れると思っておいたほうがよい。
棚から牡丹餅は落ちてこない(たなからぼたもちはおちてこない)
思いがけない幸運は、まず舞い込むことはないということ。
頼み難きは人心(たのみがたきはひとごころ)
人の情けを支えにして先の算段を立てるのは危ういということ。 今日は親身にしてくれた相手も、明くる日には向きを変えているのが世の常だから。
頼みの綱も切れ果てる(たのみのつなもきれはてる)
頼みにしていた最後の手段もだめになり、万策が尽きるということ。「頼みの綱」は、頼りにしてすがる人や物の意。
頼む木陰に雨が漏る(たのむこかげにあめがもる)
逃げ込んだ先が、いちばん先に破れる。 すがった相手に限って、こちらを守りきる力を持っていない。 「頼む木の下に雨漏る(たのむこのもと(きのした・きのもと)にあめもる)」ともいう。
卵を見て時夜を求む(たまごをみてじやをもとむ)
順序を考えず、あまりに早計に結果を求めるたとえ。 「時夜」は、鶏が夜明けに鳴いて時を知らせること。 卵のうちから、鶏に成長して時を告げることを待ち望むとの意から。
長範が当て飲み(ちょうはんがあてのみ)
まだ手にしていない他人の金を見込んで、先に飲み食いしてしまう。 獲物を待ち構える段でもう祝杯を挙げ、そのまま討たれた盗賊の名にちなむ。
月雪花は一度に眺められぬ(つきゆきはなはいちどにながめられぬ)
望ましいものが一度に手に入ることはないというたとえ。 澄んだ月の夜に雪は舞わず、雪の日には花もうずもれて見えず、花の盛りの真昼に月は照らない。三つの眺めが同時にそろうことはない。
つまり肴(つまりざかな)
「つまり」は行き詰まること。座が長引いて出す物が底をつき、有り合わせでこしらえて膳に載せる肴をいう。 転じて、打つ手が尽きた末に苦しまぎれで持ち出す、見栄えのしない手だてのこと。
鉄砲玉の使い(てっぽうだまのつかい)
撃ったら戻らない鉄砲玉のように、行ったきりで帰って来ない使いのこと。
手のない将棋は負け将棋(てのないしょうぎはまけしょうぎ)
方策がないところには成算がないというたとえ。打つ手に困る将棋は、結局は負けるということから。
年寄りの達者、春の雪(としよりのたっしゃ、はるのゆき)
年寄りはいくら元気だといっても、春の雪が消えやすいのと同じで、当てにならないということ。
飛ぶ鳥の献立(とぶとりのこんだて)
手に入れる前に、その使い道を早々と計画することのたとえ。空を飛ぶ鳥を見て、捕らえもしないうちから料理の献立を考えるということから。
捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
当てにならないことを当てにして計画を立てることのたとえ。まだ捕まえていない狸の皮の価格を計算することから。
暖簾にもたれるよう(のれんにもたれるよう)
まったく頼りにならないことのたとえ。また、手応えがなく、張り合いがないことのたとえ。 暖簾に寄りかかっても支えにはならないことから。
話にならない(はなしにならない)
話し合いができる状態ではないこと。 または、酷すぎて話す価値がないこと。
早合点の早忘れ(はやがてんのはやわすれ)
飲み込みの早い人は忘れるのも早いので当てにならないということ。 「早覚えの早忘れ」「早飲み込みの早忘れ」ともいう。
百年河清を俟つ(ひゃくねんかせいをまつ)
来るあてのない日を待ち続けて、こちらの時間だけが減っていく。 待つ側の一生では、その日はついに来ない。 単に「河清を俟つ」、また「百年黄河の澄むを俟つ」ともいう。
瓢箪から駒も出でず(ひょうたんからこまもいでず)
まぐれ当たりを当てにしていても、そうそう転がり込んでは来ない。日々はおおむね起伏なく過ぎていく。 「瓢箪から駒が出る」をひっくり返して言ったことば。
不発に終わる(ふはつにおわる)
弾丸や爆弾などが発射されなかったり、爆発しなかったりすること。 または、予定していたものが行われないこと。
古木に手を掛くるな、若木に腰掛くるな(ふるきにてをかくるな、わかぎにこしかくるな)
先の短いものに身を預ければ折れ、これから伸びるものに重みを掛ければ育たない。 頼る相手と、育てる相手とを取り違えるなという句。
分が悪い(ぶがわるい)
勝負などで勝つ見込みがないこと。
棒ほど願って針ほど叶う(ぼうほどねがってはりほどかなう)
思い描いた望みの丈と、実際に手に入る分量とは、はじめから釣り合わない。願う側がどれだけ大きく構えても、返ってくるのはその端のほうにとどまる。
万に一つも(まんにひとつも)
(あとに打ち消しの語を伴って)可能性が低いことをあらわす言葉。
名所に見所なし(めいしょにみどころなし)
一般に名所といわれている所も、案外見るものが少なくつまらない所が多い。名は必ずしも実を伴わないということ。
名物に旨い物なし(めいぶつにうまいものなし)
土地の名を背負って売られている品ほど、口に入れてみると拍子抜けする。 もてはやされる度合いと、実際の出来ばえとが釣り合っていない例は、食べ物にかぎらない。
儲けぬ前の胸算用(もうけぬまえのむなざんよう)
不確かな事柄に期待をかけて、計画を立てることのたとえ。
柳の下にいつも泥鰌はいない(やなぎのしたにいつもどじょうはいない)
まぐれ当たりは、同じ場所で二度は起きない。うまくいった手口をそのまま繰り返しても、次は空振りに終わる。
山の芋を蒲焼にする(やまのいもをかばやきにする)
あまりにも早計な行為のたとえ。 蕪は鶉となり、山芋は鰻となる(起こるはずのないことが時には起こることのたとえ)という言葉でたとえに用いられている山芋がまだ鰻にもなっていないのに蒲焼にしようとすることから。
竜と心得た蛙子(りゅうとこころえたかえるこ)
子どもに対する親の見込み違いのたとえ。 将来は竜になると期待していたわが子も、やはり蛙の子にすぎなかったとの意から。
