「壁」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 11 件
「壁」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
浮世の苦楽は壁一重(うきよのくらくはかべひとえ)
苦しい暮らしと安楽な暮らしとを分けているのは、仕切り一枚ほどの薄い境にすぎない。人の境涯はたやすく裏返るのだから、嘆くにも浮かれるにも先走らぬがよい。
江戸中の白壁は皆旦那(えどじゅうのしらかべはみなだんな)
奉公先などいくらでもあるということ。江戸には白壁の蔵を構えた家がそこら中にあるのだから、という理屈。 「白壁」は土蔵造りの壁で、そういう蔵を持てる商家、つまり金のある主人を指す。「旦那」は奉公人から見た主人。 いまの主家に不服を鳴らすときの捨てぜりふ。
壁訴訟(かべそしょう)
言い分をぶつける相手が目の前にいないまま、壁を相手取るようにして独りで恨み言を並べること。 面と向かっては言わず、聞こえよがしに当てこするやり方もいう。
壁に馬を乗りかける(かべにうまをのりかける)
前触れもなしに事を起こし、力ずくで押し切ろうとするさま。また、不意を打たれて手の打ちようを失うさま。 壁へ馬を乗り入れるという、行き場のない振る舞いから。
壁に突き当たる(かべにつきあたる)
大きな困難や障害にぶつかって、前に進めずに行き詰ること。
壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり)
どこで誰が見たり聞いたりしているかわからないので、話す内容には十分気をつけなくてはいけないという戒めの言葉。 密かに話しているつもりでも、壁に耳を当てて聞いたり、障子に穴をあけてのぞいたりしている者がいるかもしれないとの意から。 「壁に耳障子に目」「壁に耳」「壁に耳あり」「障子に目」などともいう。
壁の穴は壁で塞げ(かべのあなはかべでふさげ)
何事も一時しのぎではうまくいかないというたとえ。壁にあいた穴は同じ壁土で塞ぐべきで、手近なありあわせの物を使っても間に合わせにすぎないということから。
壁を作る(かべをつくる)
他者との間にはっきりした隔てをつくること。
地獄は壁一重(じごくはかべひとえ)
人間は一歩誤ると、罪を犯してしまいがちだということ。 地獄は壁を一枚隔てたすぐ隣にあるとの意から。
鼠壁を忘る壁鼠を忘れず(ねずみかべをわするかべねずみをわすれず)
傷つけた側はすぐ忘れるが、傷つけられた側は恨みをいつまでも忘れないというたとえ。壁をかじった鼠はすぐにそのことを忘れるが、壁にはいつまでもその傷が残るということから。
人の苦楽は壁一重(ひとのくらくはかべひとえ)
壁一つ隔てただけで隣の様子がわからないように、他人の苦しみや楽しみは他人事で自分とはなんの係わりもないということ。
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