薫蕕器を同じゅうせず
ことわざ「薫蕕器を同じゅうせず」の意味・読み方・異形などを解説します。
薫蕕器を同じゅうせず
くんゆううつわをおなじゅうせず
| 言葉 | 薫蕕器を同じゅうせず |
|---|---|
| 読み方 | くんゆううつわをおなじゅうせず |
| 意味 | 善人と悪人、心の正しい立派な人とつまらない人とは、もともとの質に大きな隔たりがあり、ひとところに並び立つのは無理だ、というたとえ。「薫」は鼻にここちよいにおいを持つ草、「蕕」は顔をしかめたくなるにおいの草で、においの良い草とくさい草とを一つの入れ物にいっしょにはおさめない、という扱いを人の世に移して述べた句。
『孔子家語』致思に見える言葉。孔子の弟子の顔回が、良い草とくさい草は同じ入れ物に入れておかないし、聖人の王とされる尭と、ひどい王として知られる桀とが、ともに一つの国を治めることもない、それは両者の種類が根もとから違うからだ、と語っている。 同じ二つの草をもとに、良いものは早く消え、悪いものほど長く残ることをいった言葉に一薫一蕕十年なお臭ありがある。性質が合わず、どうしても一つにはなれない間柄のたとえとしては氷炭相容れずもある。 |
| 例文 | まじめに働く人たちと、人をだましてもうけるような連中とでは、薫蕕器を同じゅうせずで、同じ会社で長く手を組めるはずがなかった。 |
| 出典 | 『孔子家語』致思 |
| 異形 | 薫蕕は器を同じくせず(くんゆうはうつわをおなじくせず) |
| 薫蕕器を同じくせず(くんゆううつわをおなじくせず) | |
| 場面 | 善悪 / 正反対 / 君子 |
| 使用漢字 | 薫 / 蕕 / 器 / 同 |
「薫」を含むことわざ
- 一薫一蕕十年なお臭あり(いっくんいちゆうじゅうねんなおしゅうあり)
- 薫は香を以て自ら焼く(くんはこうをもってみずからやく)
- 薫蕕器を同じゅうせず(くんゆううつわをおなじゅうせず)
「蕕」を含むことわざ
- 一薫一蕕十年なお臭あり(いっくんいちゆうじゅうねんなおしゅうあり)
- 薫蕕器を同じゅうせず(くんゆううつわをおなじゅうせず)
「器」を含むことわざ
- 渭浜の器(いひんのき)
- 虚器を擁す(きょきをようす)
- 器用貧乏人宝(きようびんぼうひとだから)
- 器量は当座の花(きりょうはとうざのはな)
- 器量より気前(きりょうよりきまえ)
- 器量を下げる(きりょうをさげる)
- 君子は器ならず(くんしはきならず)
- 食を願わば器物(しょくをねがわばうつわもの)
- 玉磨かざれば器を成さず(たまみがかざればきをなさず)
- 人は病の器(ひとはやまいのうつわ)
