琴の緒絶ゆ
ことわざ「琴の緒絶ゆ」の意味・読み方・異形などを解説します。
琴の緒絶ゆ
ことのおたゆ
| 言葉 | 琴の緒絶ゆ |
|---|---|
| 読み方 | ことのおたゆ |
| 意味 | 自分を心から分かってくれていた親友を、死によって失うたとえ。
その昔、中国に伯牙(はくが)という琴の名人がいた。その琴の音に込めた思いを、誰よりも聞き取ってくれた友の鍾子期(しょうしき)が亡くなると、伯牙は、もう自分の琴を分かる者はいないとして琴の糸を断ち、それきり死ぬまで琴を弾かずに通した。言葉はこの話にちなむ。 「緒」は琴に張った糸、「絶ゆ」は「絶える」を古い形で言ったもの。伯牙と鍾子期の話からは、ほかに伯牙、琴を破る、断琴の交わりという言葉もできている。 |
| 例文 | 幼いころからの友が逝き、まさに琴の緒絶ゆで、しばらくは何をする気にもなれなかった。 |
| 出典 | 『呂氏春秋』本味 |
| 異形 | 琴の緒を絶つ(ことのおをたつ) |
| 場面 | 友人 / 死亡 |
| 使用漢字 | 琴 / 緒 / 絶 |
「琴」を含むことわざ
- 牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
- 琴瑟相和す(きんしつあいわす)
- 琴瑟調わず(きんしつととのわず)
- 琴線に触れる(きんせんにふれる)
- 琴柱に膠す(ことじににかわす)
- 断琴の交わり(だんきんのまじわり)
- 伯牙、琴を破る(はくが、ことをやぶる)
「緒」を含むことわざ
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 弟は血の緒(おとはちのお)
- 勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)
- 堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる)
- 後悔は知恵の緒(こうかいはちえのいとぐち)
- 千緒万端、遺漏あることなし(せんしょばんたん、いろうあることなし)
- 緒に就く(ちょにつく)
- 盆と正月が一緒に来たよう(ぼんとしょうがつがいっしょにきたよう)
- 味噌も糞も一緒(みそもくそもいっしょ)
