上下、心を一にす
ことわざ「上下、心を一にす」の意味・読み方・異形などを解説します。
上下、心を一にす
しょうか、こころをいつにす
| 言葉 | 上下、心を一にす |
|---|---|
| 読み方 | しょうか、こころをいつにす |
| 意味 | 上に立って人を治める者も、その下で従う者も、気持ちをひとつに合わせ、そろって同じ目当てに向かい、力を出し合うこと。
「上下」は立場や身分の高い者と低い者を指し、「一にす」はひとつにそろえる意。漢文の「上下一心」を、日本の言葉の順に読みかえた形。 戦国時代から前漢にかけての中国の書『荀子』と『淮南子』に、ともに出てくる。どちらも、国の内側で人々の思いがまとまっていれば、よその国も攻めようとはしない、と説く文脈の中にある。 日本では、明治新政府が1868年に国の方針として示した五箇条の御誓文に「上下心ヲ一ニシテ」とあり、この形で広く親しまれている。 意味は四字熟語「上下一心」と変わらない。 |
| 例文 | 会社が倒産しかけたとき、社長から新入社員までが上下、心を一にすを合い言葉に働き、二年で立て直しを果たした。 |
| 出典 | 『荀子』富国、『淮南子』詮言訓 |
| 異形 | 上下心を一にす(しょうかこころをいつにす) |
| 場面 | 助け合う / 考えが一致する |
| 使用語彙 | 上下 |
| 使用漢字 | 上 / 下 / 心 / 一 |
「上」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げ潮に乗る(あげしおにのる)
- 上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 顎が干上がる(あごがひあがる)
- 梓に上す(あずさにのぼす)
- 頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
- 頭が上がらない(あたまがあがらない)
- 頭に血が上る(あたまにちがのぼる)
- 頭の上の蠅も追われぬ(あたまのうえのはえもおわれぬ)
「下」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 商人は腹を売り、客は下より這う(あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
「心」を含むことわざ
- 諦めは心の養生(あきらめはこころのようじょう)
- 明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)
- 頭剃るより心を剃れ(あたまそるよりこころをそれ)
- 過つは人の性、許すは神の心(あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ)
- 怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 一心岩をも通す(いっしんいわをもとおす)
- 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 運用の妙は一心に存す(うんようのみょうはいっしんにそんす)
