「跡」を含む故事・ことわざ・慣用句
「跡」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 9 件
- 跡を追う(あとをおう)- 追い掛ける。また、亡くなった人への思慕から自ら命を絶つこと。 
- 跡を晦ます(あとをくらます)- 行き先を告げず、姿を隠すこと。 
- 跡を絶たない(あとをたたない)- 同じことが繰り返されて、絶えることがないということ。 
- 跡を濁す(あとをにごす)- 後始末をしないでその場を去ること。 
- 去り跡へ行くとも死に跡へ行くな(さりあとへゆくともしにあとへゆくな)- 妻と離婚した男に嫁ぐのはいいが、妻と死別した男には嫁ぐものではないという戒め。 妻と死別した男の心には、亡き妻のよい思い出が残っていて、比較されることが多いことから。 
- 立つ鳥、跡を濁さず(たつとり、あとをにごさず)- 立ち去る者は、後始末をきちんとしなければならないということ。また、引き際が潔いことのたとえ。水鳥は飛び立ったあとの水を濁さずに飛び去ることから。 「飛ぶ鳥、跡を濁さず」「鳥は立てども跡を濁さず」ともいう。 
- 団子隠そうより跡隠せ(だんごかくそうよりあとかくせ)- 事を隠そうとする時、思わぬところから露見するかもしれないから、念には念をいれて注意せよということ。こっそり団子を食べたとき、残りの団子だけ隠しても、串を片付けなければばれてしまうので跡が残らないようにせよということ。 
- 名主の跡は芋畑(なぬしのあとはいもばたけ)- 名家のほどんどは、何代も続くことなくつぶれてしまうというたとえ。 名主の家が没落して、その跡が芋畑になっているとの意から。 名主という立場は多忙で、自分の家の仕事まで手が回らなくなったり、その立場ゆえの出費が多くなったりすることから言われた言葉。 
- 焼け跡の釘拾い(やけあとのくぎひろい)- 大金を使ったあとで、わずかな節約をしたりけちったりすることのたとえ。焼け跡で釘を拾っても何の役にも立たない意から。 
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