言悖りて出ずる者は亦悖りて入る
ことわざ「言悖りて出ずる者は亦悖りて入る」の意味・読み方・異形などを解説します。
言悖りて出ずる者は亦悖りて入る
げんもとりていずるものはまたもとりている
| 言葉 | 言悖りて出ずる者は亦悖りて入る |
|---|---|
| 読み方 | げんもとりていずるものはまたもとりている |
| 意味 | 筋の通らない言葉を人に向かって口にすれば、相手からも同じく筋の通らない言葉が返る、ということ。
他人をけなせば自分もけなされる、という形で言われる例もある。「悖る」は、道理や筋道に逆らうこと。 儒学の古典である『大学』に見え、原文ではすぐあとに、筋の通らないやり方で手に入れた金品も、やはり筋の通らない形で手もとを離れていく、という対になる一文が続く。 この句を四字に縮めた形が、四字熟語の「悖出悖入」。 |
| 例文 | 相手の失敗を乱暴な言い方で責めたら、きつい言葉で言い返されて、言悖りて出ずる者は亦悖りて入るの意味がよくわかった。 |
| 出典 | 『大学』 |
| 異形 | 言悖りて出ずれば亦悖りて入る(こともとりていずればまたもとりてはいる) |
| 場面 | 行いの報いを受ける / 言葉遣い / 悪口を言う |
| 使用漢字 | 言 / 悖 / 出 / 者 / 亦 / 入 |
「言」を含むことわざ
- ああ言えばこう言う(ああいえばこういう)
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- あっと言う間(あっというま)
- あっと言わせる(あっといわせる)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 穴を掘って言い入れる(あなをほっていいいれる)
- 余りと言えば余り(あまりといえばあまり)
- 有り体に言う(ありていにいう)
「悖」を含むことわざ
- 言悖りて出ずる者は亦悖りて入る(げんもとりていずるものはまたもとりている)
「出」を含むことわざ
- 愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る(あいいずるものはあいかえり、ふくゆくものはふくきたる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
- 垢は擦るほど出る、あらは探すほど出る(あかはこするほどでる、あらはさがすほどでる)
- 明るみに出る(あかるみにでる)
- 顎を出す(あごをだす)
- 朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
- 足が出る(あしがでる)
- 足を出す(あしをだす)
- 頭を出す(あたまをだす)
「者」を含むことわざ
- 愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る(あいいずるものはあいかえり、ふくゆくものはふくきたる)
- 青表紙を叩いた者にはかなわぬ(あおびょうしをたたいたものにはかなわぬ)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 悪女の賢者ぶり(あくじょのけんじゃぶり)
- 当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- 言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
「亦」を含むことわざ
- 驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば則ち亦之に及ぶ(きはいちじつにしてせんりなるも、どばもじゅうがすればすなわちまたこれにおよぶ)
- 言悖りて出ずる者は亦悖りて入る(げんもとりていずるものはまたもとりている)
- 学びて時に之を習う亦説ばしからずや(まなびてときにこれをならうまたよろこばしからずや)
- 学ぶに暇あらずと謂う者は暇ありと雖も亦学ぶ能わず(まなぶにいとまあらずというものはいとまありといえどもまたまなぶあたわず)
- 陽気発する処、金石も亦透る(ようきはっするところ、きんせきもまたとおる)
