「物事の終わり」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 63 件
「物事の終わり」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全63件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
挙げ句の果て(あげくのはて)
物事が終わった最後の結果。「挙げ句」は連歌・俳諧の最後の句のこと。転じて、ものごとの終わりの意。
跡を絶つ(あとをたつ)
あることが、以前のように見られなくなり、すっかり起こらなくなる。また、それまで現れていたものが、ある時を境に二度と姿を見せなくなる。行方が分からなくなる。
家を畳む(いえをたたむ)
住んでいる家や家財などを処分してよそへ移ること。
一段落つく(いちだんらくつく)
物事がひと区切りつく。ひとまず片付く。
一巻の終わり(いっかんのおわり)
一巻からなる物語が終了すること、転じて死ぬこと。または、手遅れであること。 活動写真の弁士(上映の進行を説明する人)が上映の終わりに言う決まり文句。
印綬を解く(いんじゅをとく)
官職を辞めること。 「印綬」は昔、中国で天子から官吏を任命された時、その印として与えられた官印とそれを身につけるための紐のことで、その印綬を身体からはずすことから。 反対に官職に就くことを「印綬を帯びる」という。
お蔵になる(おくらになる)
予定されていた作品や企画などの発表が取りやめになること。
おじゃんになる(おじゃんになる)
予定していたことや進行中の物事がだめになる。 昔、鎮火の合図として半鐘を二回「ジャンジャン」と鳴らしたことからきた言葉とされる。
落ちをつける(おちをつける)
物語や笑い話などの結末を効果的に終わらせること。
終わりよければすべてよし(おわりよければすべてよし)
物事は結果さえよければ、動機や途中経過など問題にならないということ。
終わりを全うする(おわりをまっとうする)
物事を最後まできちんとやり遂げること。 また、すべきことを成し遂げて恥ずかしくない一生を終えること。
獲麟(かくりん)
絶筆。また、物事や人生の終わりのこと。「麟」は、聖人が出現する前兆として現れると言われた中国の想像上の動物、麒麟のこと。孔子が、その著「春秋」の「西に狩りして麟を獲たり」の句で筆を絶ったところから。
方が付く(かたがつく)
ものごとの処理が終わって決着がつくこと。解決すること。 「方」は「片」とも書く。
看板を下ろす(かんばんをおろす)
掲げていた主張などを取り消すこと。 また、その日の営業活動を終わりにすること。営業をやめて廃業すること。
棺を蓋いて事定まる(かんをおおいてことさだまる)
息のあるあいだは、その人への見方が高くも低くも振れて据わらない。幕が下りたところで、一生ぶんの重さがはじめて形になる。
骸骨を乞う(がいこつをこう)
主君に辞職を願い出ること。 主君に身を捧げて仕えてきたが、せめて骸骨同然となった身体だけでも返して頂きたいと辞職を願い出たという故事から。 なお、君主から辞職が許されることを「骸骨を賜う」という。
狐、その尾を濡らす(きつね、そのおをぬらす)
物事のはじめはたやすくても、終わりが困難であることのたとえ。子狐が川を渡る時に、最初は尾を濡らさないように高く上げているが、やがて疲れて尾を下げ濡らしてしまうということから。
気の利いた化け物は引っ込む時分(きのきいたばけものはひっこむじぶん)
長居する客や、なかなか引退せずに長く地位を占めている人を皮肉って言う言葉。 気の利いた化け物は引き時を心得ているとの意から。 単に「化け物も引っ込む時分」ともいう。
決まりが付く(きまりがつく)
物事が何らかの結果に落ち着き、決着すること。
切りがいい(きりがいい)
物事の運びに継ぎ目があって、そこで手を下ろしても半端にならない。やめるならここ、という頃合いをさす。
切りを付ける(きりをつける)
一段落させることのたとえ。
形骸を止めない(けいがいをとどめない)
抜け殻ほどの名残さえ、その場に残っていない。 建物などが崩れ去って、元の姿を思い浮かべる手がかりまで失われたときに使う。
けりが付く(けりがつく)
物事が決着すること。終了すること。 和歌や俳句などが、助動詞「けり」で終わることが多いことから。
けりを付ける(けりをつける)
物事に決着をつけて終わりにすること。 和歌や俳句などが、助動詞「けり」で終わることが多いことから。
功成り名遂げて身退くは天の道なり(こうなりなとげてみしりぞくはてんのみちなり)
りっぱな仕事を成し遂げて名声を得たら、その地位にとどまらず退くのが、自然の摂理にかなった身の処し方であるということ。
最後に笑う者が最もよく笑う(さいごにわらうものがもっともよくわらう)
最初に笑っていた者も最後に泣くこともある。最終の結果が出たあとに笑える者が最高であるということ。
最後は人の嗜み(さいごはひとのたしなみ)
人は死ぬときにこそ、日頃の心がけがもっともよく現れるということ。
最後を飾る(さいごをかざる)
すぐれた形で物事を終わらせること。
仕上げが肝心(しあげがかんじん)
どれほど手を尽くしてきても、出来ばえを決めるのは終わりぎわの一手だということ。 「仕上げ」はもともと、普請や縫い物で最後に形を整える工程をいう。そこを粗末にすれば、それまでの手間がまるごと台無しになる。
始末を付ける(しまつをつける)
最後までしっかりと終わらせること。
終止符を打つ(しゅうしふをうつ)
物事を終わりにすること。「終止符」は、欧文などで文の終わりに打つ符号。
所帯を畳む(しょたいをたたむ)
一家を構えて生計を立てていた暮らしを止めること。
尻も結ばぬ糸(しりもむすばぬいと)
物事の終わりがしっかりしていないこと。 玉留めがされていない縫い糸という意味から。
序破急(じょはきゅう)
物事の始めと中と終わりのこと。また、緩急の変化のこと。舞楽や能楽などを構成する三区分の名称から。
進むを知りて退くを知らず(すすむをしりてしりぞくをしらず)
前進することだけを考えて、時と場合によっては退くことも必要だということを知らないこと。
底を突く(そこをつく)
貯めていたものが全て無くなること。 または、相場が下げ止まること。底値になること。
そもそもから着きにけりまで(そもそもからつきにけりまで)
物事の頭から終いまで、残らず全部ということ。多くの謡曲が「そもそもこれは」と語り出し、「着きにけり」で結ばれるところから。
立つ鳥、跡を濁さず(たつとり、あとをにごさず)
立ち去る者は、後始末をきちんとしなければならないということ。また、引き際が潔いことのたとえ。水鳥は飛び立ったあとの水を濁さずに飛び去ることから。 「飛ぶ鳥、跡を濁さず」「鳥は立てども跡を濁さず」ともいう。
掉尾の勇を奮う(ちょうびのゆうをふるう)
終わり際にきて、残っていた力を全部つぎ込むこと。 勝負のひと押しや、引き際の一仕事にいう。
掉尾を飾る(ちょうびをかざる)
最後を立派にしめくくること。 「掉尾」は、「とうび」とも読み、捕らえられた魚が死ぬ直前に尾を振ること。転じて、最後の意。
ちょんになる(ちょんになる)
物事がいきなり終わりになること。 芝居で幕切れに拍子木をちょんと打ち鳴らすということから。
峠を越す(とうげをこす)
物事の最も盛んな時期や危険な時期を過ぎること。 「山を越す」ともいう。
とどのつまり(とどのつまり)
あれこれ経たあげくに落ち着いた先。 たいていは芳しくない決着を指す。 「とど」は、成長のたびに名が変わるボラが、それ以上変わらなくなったときの名。
根を絶やす(ねをたやす)
それまで続いていたものが途絶えること。
暖簾を下ろす(のれんをおろす)
その日の営業活動を終わりにすること。 また、営業をやめること。廃業すること。
初め有らざるなし、克く終わりあるは鮮し(はじめあらざるなし、よくおわりあるはすくなし)
言い出すところまでは誰でも行き着くが、最後の一歩まで運べる者はめったにいない。 善を慕う心は誰にもあるのに保ち通せる人は稀だ、と嘆いた一句。
始めあるものは必ず終わりあり(はじめあるものはかならずおわりあり)
動き出したものには、いつか手を離す日が来る。 どこまでも続くものは無いのだから、起こした側は退き際の作法まで引き受けよ、と揚雄は君子の身の処し方に重ねた。
花道を飾る(はなみちをかざる)
最後に立派な功績を残して惜しまれながら引退すること。 「花道」は歌舞伎の劇場に設けられた、客席を貫く通路のこと。俳優の登退場に用いられる。
火を落とす(ひをおとす)
その日の煮炊きが済んで、炉の残り火を始末する。店や工場でその日の仕事を打ち切るときにもこう言う。
ピリオドを打つ(ぴりおどをうつ)
物事を終わりにすること。
筆を擱く(ふでをおく)
書き進めてきた文章を、そこで終えること。手紙や原稿の結びで使う。
筆を折る(ふでをおる)
文章や詩歌などを書くことをやめること。 文筆活動をやめること。 「ペンを折る」ともいう。
筆を断つ(ふでをたつ)
書き手として立ってきた人が、事情があってその仕事から退くこと。
幕が下りる(まくがおりる)
芝居などの催しものが終わること。また、物事に決着がついて終わること。
幕を閉じる(まくをとじる)
ものごとが終わること。 芝居の終演後に舞台の幕を閉めることから。 「幕を下ろす」ともいう。
幕を引く(まくをひく)
ものごとが終わること。
店を畳む(みせをたたむ)
商売をやめて廃業すること。
三度諌めて身退く(みたびいさめてみしりぞく)
繰り返し主君をいさめても聞き入れられない時は、潔く辞職するのが賢明だということ。
物には始めあり終わりあり(ものにははじめありおわりあり)
何事にも必ず始めと終わりがあるから、先にすべき事とあとでする事を正しく見分けなければならないということ。
有終の美を飾る(ゆうしゅうのびをかざる)
最後までやりぬいて立派な成果をあげること。「有終」は終わりをまっとうするという意。
老兵は死なず、消え去るのみ(ろうへいはしなず、きえさるのみ)
役目の終わった者は、表舞台から去るということ。敗戦後、占領司令官だったダグラス・マッカーサーが離日の際に言った言葉。
我が事終わる(わがことおわる)
自分が関わっていることが全て終わること。なすべきことがないこと。
草鞋を脱ぐ(わらじをぬぐ)
長い旅を終えること。または、旅の途中で宿に泊まること。 博打打などが、旅の途中である土地に一時身を落ち着けるとの意から。
