掉尾を飾るについて
掉尾を飾る
ちょうびをかざる

言葉 | 掉尾を飾る |
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読み方 | ちょうびをかざる |
意味 | 最後を立派にしめくくること。
「掉尾」は、「とうび」とも読み、捕らえられた魚が死ぬ直前に尾を振ること。転じて、最後の意。 |
出典 | - |
別表記 | 掉尾を飾る(とうびをかざる) |
「掉」を含むことわざ
三寸の舌を掉う(さんずんのしたをふるう)
大いに弁舌をふるうこと。
掉尾を飾る(ちょうびをかざる)
尾大掉わず(びだいふるわず)
上に立つ者より下の者の勢いが強く、治めにくいことのたとえ。尾があまりに大きいと、自由に動かせないという意から。
「尾」を含むことわざ
頭が動けば尾も動く(あたまがうごけばおもうごく)
上に立つ者が行動すれば、下の者は自然と従うということ。動物の頭と尾は一体で、頭が動けば当然尾も動くという意から。
危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
非常に危険なことをすることのたとえ。
犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
当たり前のことのたとえ。犬が東を向くと、当然尾は西を向くことから。
尾に鰭付ける(おにひれつける)
あることないことを付け足して物事を大げさに言うこと。本体に尾や鰭を付け足すという意から。「尾に尾を付ける」ともいう。
尾羽打ち枯らす(おはうちからす)
落ちぶれて、みすぼらしい姿になることのたとえ。鷹の尾と羽が傷ついてぼろぼろになるという意から。
尾鰭が付く(おひれがつく)
あることないことを付け加わり物事を大げさに誇張されるたとえ。 魚の本体に尾や鰭を付け加えられるという意から。
「飾」を含むことわざ
売り物には花を飾れ(うりものにははなをかざれ)
商品は中身の良さだけでなく、見た目もきれいに飾って売るのが商売のこつだということ。
故郷へ錦を飾る(こきょうへにしきをかざる)
故郷を離れていた人が出世して、晴れがましい姿で帰郷するたとえ。単に「錦を飾る」ともいう。
言葉を飾る(ことばをかざる)
美しいことばで巧みに言い表すこと。また、きれいごとを言うこと。
最後を飾る(さいごをかざる)
すぐれた形で物事を終わらせること。
錦を飾る(にしきをかざる)
立派な着物を着ること。転じて、成功して晴れがましい姿で故郷に帰ること。
花道を飾る(はなみちをかざる)
最後に立派な功績を残して惜しまれながら引退すること。 「花道」は歌舞伎の劇場に設けられた、客席を貫く通路のこと。俳優の登退場に用いられる。