「ふる」で終わる故事・ことわざ・慣用句
「ふる」で終わる故事・ことわざ・慣用句 — 11 件
厭と頭を縦に振る(いやとかぶりをたてにふる)
うわべの態度と本心とがまるで違うことのたとえ。 口ではいやだと言いながら、首を縦にふって承諾することから。
内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
家庭のしつけが悪い子どもは、外に出るとすぐにわかるということのたとえ。 飼い主の手入れの悪い馬は、外に出た時に毛を振って汚れを落とそうとするので、すぐにわかるとの意から。
縁の目には霧が降る(えんのめにはきりがふる)
縁によって結ばれる者は、互いの欠点が見えにくく、美点ばかりが目につくというたとえ。 霧が降ると物が見えにくくなることから。
大手を振る(おおでをふる)
何の遠慮も気兼ねもなく、堂々と。
尾を振る(おをふる)
相手に気に入られるために、世辞を言うなどして機嫌を取ること。 犬が餌をくれる人に対して尻尾を振ることから。 「尻尾を振る」ともいう。
頭を振る(かぶりをふる)
頭を左右にふって、不承知または否定のきもちをあらわす。
首を縦に振る(くびをたてにふる)
頷くこと。また、承諾すること。
采配を振る(さいはいをふる)
先頭に立って指示をすること。指揮をとること。 「采配」は昔の武将が戦場で兵の指揮をとる時に使った道具。 「采配を振るう」ともいうが、本来は誤用。 「采を振る」「采配を取る」「采柄を握る」
血の雨が降る(ちのあめがふる)
戦争や殺傷事件などによって多くの血が流れる。
棒に振る(ぼうにふる)
それまでの苦労や努力を無駄にしてしまうたとえ。
枕を振る(まくらをふる)
落語で、本題に入る前に、観客の関心を引いたり、場を和ませたりするために短い話をすること。
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