「空」から始まる故事・ことわざ・慣用句
「空」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 12 件
- 空樽は音が高い(あきだるはおとがたかい)- 中身のない人間ほど得意そうにしゃべりたてるというたとえ。空の樽は叩くと高い音が出ることから。 
- 空き家で声嗄らす(あきやでこえからす)- 努力しても報われないことのたとえ。空き家で大声で案内を求めても返事がないことから。 
- 空き家の雪隠(あきやのせっちん)- 返事がない、応答がないことのたとえ。「雪隠」は便所のことで、空き家では使う人がないから「肥えなし」でそれを「声なし」にかけたしゃれ。 
- 空馬に怪我なし(からうまにけがなし)- 無一物の人は損のしようがないというたとえ。 「空馬」は、人や荷物などなにも乗せていない馬。 
- 空世辞は馬鹿を嬉しがらせる(からせじはばかをうれしがらせる)- 愚か者は、口先だけのお世辞に喜ぶということ。 
- 空振りに終わる(からぶりにおわる)- 企てたことが失敗におわること。 「空振り」は、野球やテニスなどでバットやラケットにボールがあたらないこと。 
- 空谷の跫音(くうこくのきょうおん)- 退屈な時や孤独な時に、思いがけない訪問があったり便りが届いたりする喜びのたとえ。 「空谷」はひと気のないさびしい谷間、「跫音」は足音のこと。 人のいないさびしい山奥で聞く人の足音との意から。 
- 空腹は最上のソース(くうふくはさいじょうのそーす)- 空腹の時は何を食べてもおいしいということ。 
- 空き腹にまずい物なし(すきばらにまずいものなし)- 空腹の時は、どんな食べ物でもおいしく感じるということ。 「ひもじい時にまずい物なし」「ひだるい時にまずい物なし」ともいう。 
- 空に三つ廊下(そらにみつろうか)- 天気が安定しないことを洒落て言う言葉。 「降ろうか」、「照ろうか」、「曇ろうか」の三つの「ろうか」を「廊下」に掛けた言葉。 
- 空吹く風と聞き流す(そらふくかぜとききながす)- 関心を示さずに無視すること。素知らぬ顔をすること。 
- 空を使う(そらをつかう)- 知らない振りをすること。とぼけること。または、平気で嘘を言うこと。 
故事・ことわざ・慣用句一覧
- /
- 1ページ
- 全1件
次へ
 
         
    