「顔」から始まる故事・ことわざ・慣用句
「顔」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 32 件
顔色を窺う(かおいろをうかがう)
相手の表情から、その人の機嫌の善し悪しを察すること。 「顔色を見る」「顔色を読む」ともいう。
顔から火が出る(かおからひがでる)
大変恥ずかしいおもいをすることのたとえ。 顔が真っ赤になる意から。
顔が合わせられない(かおがあわせられない)
面目がなくてその人に会うことができないというたとえ。
顔が売れる(かおがうれる)
世間に広く名前が知れわたること。
顔が利く(かおがきく)
信用や権力があって相手に無理がとおり、便宜を図ってもらえること。
顔が揃う(かおがそろう)
集まるべき人が、全員その場に集まること。
顔が立つ(かおがたつ)
その人の面目や名誉がたもたれるということ。
顔が潰れる(かおがつぶれる)
その人の名誉が傷つけられることのたとえ。
顔が広い(かおがひろい)
交際範囲がひろく、知り合いが多いことのたとえ。
顔で笑って心で泣く(かおでわらってこころでなく)
泣きたいほどつらくても顔では笑ってみせるということ。
顔に書いてある(かおにかいてある)
なにも言わなくても、相手の表情からその人の本心を読み取ることができるということ。
顔に出る(かおにでる)
何も言わなくても、本心や体調などが表情にあらわれること。
顔に泥を塗る(かおにどろをぬる)
恥をかかせたり名誉を傷つけたりすること。 単に「泥を塗る」ともいう。
顔に紅葉を散らす(かおにもみじをちらす)
若い女性が恥ずかしさのあまり、まるで紅葉の葉を散らすように顔をぱっと赤くする様子。 単に「紅葉を散らす」ともいう。
顔向けができない(かおむけができない)
恥ずかしさや申し訳なさから、人に顔を合わせることができないたとえ。 世間や社会に対して、責任を痛感している気持ちを言ったことば。
顔を合わせる(かおをあわせる)
試合や競技などで対戦相手となる。また、演劇や映画などで共演する。 「顔が合う」ともいう。
顔を売る(かおをうる)
自らの名前が広く世間にしられるように、行動することのたとえ。
顔を貸す(かおをかす)
人から頼まれて、ある場所に出向いたり人と会ったりすることのたとえ。
顔を利かす(かおをきかす)
自らが持つ権力や影響力などを用いて、無理をとおしたり、物事を有利に運んだりすること。
顔を曇らせる(かおをくもらせる)
心配事や悲しみなどで暗い表情をすることのたとえ。
顔を拵える(かおをこしらえる)
化粧をすることのたとえ。
顔を顰める(かおをしかめる)
心配ごとがあったり不快を感じたりして、眉周辺にしわを寄せること。
顔を立てる(かおをたてる)
その人の名誉が保たれるようにすること。
顔を出す(かおをだす)
人を訪問したり、会合などに出席したりすることのたとえ。 顔や姿をその場にあらわす意から。
顔を作る(かおをつくる)
化粧をすることのたとえ。 また、むりにそのような表情をすることのたとえ。
顔を繋ぐ(かおをつなぐ)
時折ひとを訪ねたり、会合に出席したりして、その人との関係を保つことのたとえ。
顔を潰す(かおをつぶす)
相手の面目や名誉を傷つけて、恥をかかせること。
顔を直す(かおをなおす)
汗や皮脂などでくずれた化粧を整えることのたとえ。
顔をほころばせる(かおをほころばせる)
嬉しさなどで思わず笑顔になること。
顔を見せる(かおをみせる)
会合に出席したり、人を訪問したりすること。
顔を汚す(かおをよごす)
その人の面目を失わせたり、恥をかかせたりすることのたとえ。
顔色なし(がんしょくなし)
恐れや驚きのために、顔色が真っ青になること。また、完全に圧倒されてどうにもならないようす。
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