「傾」を含む故事・ことわざ・慣用句
「傾」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
家を傾ける(いえをかたむける)
一家の財産をなくすこと。身代を持ち崩す。
蘊蓄を傾ける(うんちくをかたむける)
自分の持っている知識・技能のすべてを発揮すること。「蘊」は、たくわえるという意。「蘊蓄」は十分勉強や研究をして蓄えた知識や技能のこと。
気持ちが傾く(きもちがかたむく)
当初とは考え方や感じ方が変わり、次第にそれが好ましく感じられて惹きつけられること。
傾蓋、旧の如し(けいがい、きゅうのごとし)
会ったばかりで旧友でもあるかのように親しく打ち解けることのたとえ。 「傾蓋」は孔子(こうし)と程子(ていし)がたまたま道で出会って車の蓋(かさ)を傾けて語りあったという故事から。
小首を傾げる(こくびをかしげる)
首を軽く傾けて考えること。また、その動作。
心を傾ける(こころをかたむける)
一つのことに集中すること。
精魂を傾ける(せいこんをかたむける)
一つの物事に全力で取り組むこと。
褒姒の一笑国を傾く(ほうじのいっしょうくにをかたむく)
美女のために国が滅びること。 「褒姒」とは中国、周の幽王の后。 めったに笑わない褒姒が、手違いで上がったのろしによって諸侯が参集するのを見て笑ったため、幽王が平時にたびたびのろしを上げさせたので、本当の戦乱の時には諸侯が集まらず国が滅びたという故事から。
耳を傾ける(みみをかたむける)
その人の話を熱心にきくこと。
屋台が傾く(やたいがかたむく)
財産を使い尽くし、その家を支えることが出来なくなること。