「糸」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 12 件
「糸」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
一糸纏わず(いっしまとわず)
衣類を何も身に付けていない。素っ裸である。
一糸乱れず(いっしみだれず)
整然としていて、少しの乱れもない。
糸を引く(いとをひく)
表に出ないで、陰で自分の思い通りに人を動かす。 糸を引いて操り人形をうごかすことから。
男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ(おとこのめにはいとをひけ、おんなのめにはすずをはれ)
男の目つきは細く引き締まっているのが、女は大きく見開いているのがよいとされた。 顔立ちの好みを、男女で正反対に置いた言い方。
陰で糸を引く(かげでいとをひく)
自分自身は表に出ないで、裏で他人を意のままに動かすこと。 人形師が糸を引いて人形を操ることから。 「裏で糸を引く」ともいう。
金に糸目を付けぬ(かねにいとめをつけぬ)
惜しみなく金を使うようす。 「糸目」は凧の表面につけて引き締めるための糸。 糸目を付けない凧が飛ぶように金を使うことから。
尻も結ばぬ糸(しりもむすばぬいと)
物事の終わりがしっかりしていないこと。 玉留めがされていない縫い糸という意味から。
白き糸の染まんことを悲しむ(しろきいとのそまんことをかなしむ)
人はもと白いまま世に出て、行き着く先しだいで善くも悪しくも染め上がる。 そのさだめのなさを痛ましく思う言い方。
単糸、線を成さず(たんし、せんをなさず)
一人の力だけでは事は運ばず、幾人かが力を合わせてはじめて形になるということ。 「単糸」は一本だけの糸のこと。糸は何本もより合わせてこそ丈夫な一本の線になり、一本のままでは頼りにならないことから。
鬢糸茶烟の感(びんしさえんのかん)
盛りを過ぎた身が、茶を煎じるけむりのかたわらで、かつての放埒だった日々を遠く眺めやる心持ち。「鬢糸」は白くなった横鬢の毛、「茶烟」は茶を焙じる煙を指す。
下手の長糸、上手の小糸(へたのちょういと、じょうずのこいと)
下手な人ほど無駄なことをして、上手な人ほど要領よくやるというたとえ。 裁縫の下手な人はむやみに長い糸を針につけるが、上手な人は必要な長さだけの糸をつけて縫いやすくすることから。 単に「上手の小糸」とも、また「下手の長糸遣い」ともいう。
糸瓜の皮とも思わない(へちまのかわともおもわない)
まったく気にかけないこと。なんとも思わないこと。 「糸瓜」はつまらないものという意味で用いられることが多く、その皮ほどにも思わないとのことから、まったく気にかけないこと。 「なんの糸瓜の皮」「糸瓜の皮」ともいう。
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