溺るるに及んで船を呼ぶ
ことわざ「溺るるに及んで船を呼ぶ」の意味・読み方を解説します。
溺るるに及んで船を呼ぶ
おぼるるにおよんでふねをよぶ
| 言葉 | 溺るるに及んで船を呼ぶ |
|---|---|
| 読み方 | おぼるるにおよんでふねをよぶ |
| 意味 | 困ったことが起きてしまってから手を打とうとしても、もう遅いということのたとえ。
体が水に沈みかけてから助けの船を呼んでも、着くころにはもう手遅れだということから。 「溺るる」は「溺れる」の古い言い方。 後漢の末に董卓が、宮廷で力をふるっていた張譲らを討つべきだと朝廷に差し出した文にある言葉。 似た意味のことばに「戦を見て矢を矧ぐ」「泥棒を捕らえて縄を綯う」がある。 |
| 例文 | 台風が近づいてから雨戸を直す板を買いに走っても、溺るるに及んで船を呼ぶで、店の棚はもう空だった。 |
| 出典 | 『三国志』魏書・董卓伝・注 |
| 場面 | 機会 / 準備 |
| 使用漢字 | 溺 / 及 / 船 / 呼 |
「溺」を含むことわざ
- 鵜の真似をする烏水に溺れる(うのまねをするからすみずにおぼれる)
- 溺るるに及んで船を呼ぶ(おぼるるにおよんでふねをよぶ)
- 溺れる者は藁をも摑む(おぼれるものはわらをもつかむ)
- 海中より盃中に溺死する者多し(かいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし)
- 策士、策に溺れる(さくし、さくにおぼれる)
- よく泳ぐ者は溺る(よくおよぐものはおぼる)
「及」を含むことわざ
- 朝夕べに及ばず(あしたゆうべにおよばず)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 言うに及ばず(いうにおよばず)
- 一議に及ばず(いちぎにおよばず)
- 一二に及ばず(いちににおよばず)
- 一戦に及ぶ(いっせんにおよぶ)
- 及ばぬ鯉の滝登り(およばぬこいのたきのぼり)
- 及び腰になる(およびごしになる)
- 及びも付かない(およびもつかない)
- 学は及ばざるが如くす(がくはおよばざるがごとくす)
「船」を含むことわざ
- 磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる)
- 入り船あれば出船あり(いりふねあればでふねあり)
- 入り船に良い風出船に悪い(いりふねによいかぜでふねにわるい)
- 海も見えぬに船用意(うみもみえぬにふねようい)
- 大船に乗ったよう(おおぶねにのったよう)
- 親船に乗る(おやぶねにのる)
- 糧を捨てて船を沈む(かてをすててふねをしずむ)
- 川口で船を破る(かわぐちでふねをわる)
- 小船の宵拵え(こぶねのよいごしらえ)
- 船頭多くして、船、山へ登る(せんどうおおくして、ふね、やまへのぼる)
