乞食に朱椀
ことわざ「乞食に朱椀」の意味・読み方・異形などを解説します。
乞食に朱椀
こじきにしゅわん
| 言葉 | 乞食に朱椀 |
|---|---|
| 読み方 | こじきにしゅわん |
| 意味 | 身の程に合わない上等な品を持つたとえ。持ち主と品物とが似合っていない様子にも言う。
「朱椀(しゅわん)」は、朱色に塗ったおわん。物ごいをして暮らす乞食が上等な朱色のおわんを持つ、そぐわない取り合わせから。 「乞食に膳椀(ぜんわん)」ともいう。「膳椀」は、食事をのせる台とおわんのこと。「乞食が赤包み」や「駄賃馬に唐鞍」は、どちらもこの句と似た意味をもつ。身の程を越えた品を贈られて、その始末に手を焼くたとえには「乞食が馬を貰う」がある。 |
| 例文 | 古びた軽トラックに最新式の大きな画面のカーナビを付けても、乞食に朱椀だと笑われるだけだよ。 |
| 異形 | 乞食に膳椀(こじきにぜんわん) |
| 場面 | 不相応・釣り合わない / 乞食 |
| 使用漢字 | 乞 / 食 / 朱 / 椀 / 膳 |
「乞」を含むことわざ
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 哀れみを乞う(あわれみをこう)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 浮気と乞食はやめられぬ(うわきとこじきはやめられぬ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 親苦、子楽、孫乞食(おやく、こらく、まごこじき)
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
- 骸骨を乞う(がいこつをこう)
- 玉斧を乞う(ぎょくふをこう)
「食」を含むことわざ
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 危ない所に登らねば熟柿は食えぬ(あぶないところにのぼらねばじゅくしはくえぬ)
- 淡きを食らい薄きを着る(あわきをくらいうすきをきる)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 泡を食う(あわをくう)
「朱」を含むことわざ
- 朱に染まる(あけにそまる)
- 朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)
- 朱を入れる(しゅをいれる)
- 朱を注ぐ(しゅをそそぐ)
- 陶朱猗頓の富(とうしゅいとんのとみ)
- 紫の朱を奪う(むらさきのあけをうばう)
「椀」を含むことわざ
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
- 乞食に朱椀(こじきにしゅわん)
