食なき者は職を選ばず
ことわざ「食なき者は職を選ばず」の意味・読み方を解説します。
食なき者は職を選ばず
しょくなきものはしょくをえらばず
| 言葉 | 食なき者は職を選ばず |
|---|---|
| 読み方 | しょくなきものはしょくをえらばず |
| 意味 | その日に食べるものにも事欠くほど暮らしに困っている人は、仕事の良し悪しにこだわる余地がないので、働き口が見つかれば何であれ引き受けるものだ。
「食」は毎日の食べ物、「職」は暮らしに要るお金を稼ぐために就く仕事のこと。同じ「しょく」の音をもつ二つの語を一つの句に並べている。 疲れた鳥はとまる枝をえり好みしないことに託して、これと同じ意味を表すのが鳥疲れて枝を選ばず。また、ひどく腹をすかせた人は食べ物をえり好みしないという飢えては食を択ばずと、言葉の組み立てが似通っている。 |
| 例文 | 仕事が見つからず貯金も尽きかけていた叔父は、「食なき者は職を選ばずだ」と言って、遠くの工事現場で働くことを決めた。 |
| 場面 | 貧乏・貧しい / 仕事 |
| 使用語彙 | 食 |
| 使用漢字 | 食 / 者 / 職 / 選 |
「食」を含むことわざ
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 危ない所に登らねば熟柿は食えぬ(あぶないところにのぼらねばじゅくしはくえぬ)
- 淡きを食らい薄きを着る(あわきをくらいうすきをきる)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 泡を食う(あわをくう)
「者」を含むことわざ
- 愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る(あいいずるものはあいかえり、ふくゆくものはふくきたる)
- 青表紙を叩いた者にはかなわぬ(あおびょうしをたたいたものにはかなわぬ)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 悪女の賢者ぶり(あくじょのけんじゃぶり)
- 当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- 言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
「職」を含むことわざ
- 食なき者は職を選ばず(しょくなきものはしょくをえらばず)
- 職人貧乏人宝(しょくにんびんぼうひとだから)
