滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし
ことわざ「滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし」の意味・読み方・異形などを解説します。
滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし
そうろうのみずすまばもってわがえいをあらうべし
| 言葉 | 滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし |
|---|---|
| 読み方 | そうろうのみずすまばもってわがえいをあらうべし |
| 意味 | 世の中が平和に保たれているなら役人となって働き、乱れているなら退いて身を守ればよいということ。自分の考えに固く縛られず、その時代の様子を見て身の振り方を決める生き方をいう。
滄浪の流れが澄みきったときには、そこで冠に付いたひもを洗おうと歌う句から。「滄浪」は中国の川で、漢水の一部を指すとされる。「纓」は冠をあごに結びとめるひもで、ここでは冠をつけて朝廷に仕える身を表す。 もとは古代中国の詩集『楚辞』に収める「漁父」の歌。楚の都を追われた詩人の屈原に、漁師が「聖人は物に凝滞せず」と語って世に合わせる道を勧めるが、屈原は受け入れない。漁師はほほえみ、水が濁っていれば足を洗えばよいと続く歌をうたいながら去っていく。同じ歌は『孟子』の離婁上にも、子どもの歌として登場する。この歌に基づく四字熟語に濯纓濯足がある。 |
| 例文 | 町の財政が立て直されたと聞くと、隠居の身だった老学者は滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべしと笑い、再び役場の相談役を引き受けた。 |
| 出典 | 『楚辞』漁父 |
| 異形 | 滄浪の水清まば以て纓を濯うべし(そうろうのみずすまばもってえいをあらうべし) |
| 場面 | 世渡り / 時世 |
| 使用漢字 | 滄 / 浪 / 水 / 清 / 以 / 我 / 纓 / 濯 |
「滄」を含むことわざ
- 滄海の遺珠(そうかいのいしゅ)
- 滄海の一粟(そうかいのいちぞく)
- 滄海変じて桑田となる(そうかいへんじてそうでんとなる)
- 滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし(そうろうのみずすまばもってわがえいをあらうべし)
「浪」を含むことわざ
- 滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし(そうろうのみずすまばもってわがえいをあらうべし)
「水」を含むことわざ
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- 汗水垂らす(あせみずたらす)
- 汗水流す(あせみずながす)
- 頭から水を浴びたよう(あたまからみずをあびたよう)
- 油紙に水を注ぐよう(あぶらがみにみずをそそぐよう)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 魚と水(うおとみず)
- 魚の水に離れたよう(うおのみずにはなれたよう)
- 魚の水を得たよう(うおのみずをえたよう)
- 魚の水を得たるが如し(うおのみずをえたるがごとし)
「清」を含むことわざ
- 一服の清涼剤(いっぷくのせいりょうざい)
- 上清ければ下濁らず(かみきよければしもにごらず)
- 汚く稼いで清く暮らせ(きたなくかせいできよくくらせ)
- 清水の舞台から飛び降りる(きよみずのぶたいからとびおりる)
- 清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)
- 清談(せいだん)
- 清風故人来る(せいふうこじんきたる)
- 百年河清を俟つ(ひゃくねんかせいをまつ)
- 水清ければ魚棲まず(みずきよければうおすまず)
- 水清ければ大魚なし(みずきよければたいぎょなし)
「以」を含むことわざ
- 悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
- 油を以って油煙を落とす(あぶらをもってゆえんをおとす)
- 一言以て之を蔽う(いちげんもってこれをおおう)
- 一を以て万を知る(いちをもってばんをしる)
- 一簣を以て江河を障う(いっきをもってこうがをささう)
- 佚を以って労を待つ(いつをもってろうをまつ)
- 夷を以て夷を制す(いをもっていをせいす)
- 怨みに報ゆるに徳を以てす(うらみにむくゆるにとくをもってす)
- 嬰児の貝を以て巨海を測る(えいじのかいをもってきょかいをはかる)
- 王事を以て家事を辞す(おうじをもってかじをじす)
「我」を含むことわざ
- 明日は我が身(あすはわがみ)
- 仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
- 危ないことは怪我のうち(あぶないことはけがのうち)
- 空馬に怪我なし(からうまにけがなし)
- 彼も人なり、我も人なり(かれもひとなり、われもひとなり)
- 我が強い(ががつよい)
- 我を折る(がをおる)
- 我を通す(がをとおす)
- 我を張る(がをはる)
- 昨日は人の身、今日は我が身(きのうはひとのみ、きょうはわがみ)
「纓」を含むことわざ
- 滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし(そうろうのみずすまばもってわがえいをあらうべし)
「濯」を含むことわざ
- 足を万里の流れに濯う(あしをばんりのながれにあらう)
- 命の洗濯(いのちのせんたく)
- 鬼の居ぬ間に洗濯(おにのいぬまにせんたく)
- 滄浪の水清まば以て我が纓を濯うべし(そうろうのみずすまばもってわがえいをあらうべし)
- 熱を執りて濯わず(ねつをとりてあらわず)
- 雪の明日は裸虫の洗濯(ゆきのあしたははだかむしのせんたく)
