「ね」から始まる故事・ことわざ・慣用句
「ね」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 97 件
寝る間が極楽(ねるまがごくらく)
寝ている間は現実の心配事や苦労を忘れることができて、まるで極楽にいるようだということ。
寝れば一畳、起きれば半畳(ねればいちじょうおきればはんじょう)
人間は必要以上の豊かさをもとめても仕方ないということ。どんなに大きな家に住んでいようと、人一人が必要とする広さは、起きている時は半畳、寝る時も一畳あればすむということから。
音を上げる(ねをあげる)
困難な状況などに耐えることができず、泣きごとを言うこと。
根を下ろす(ねをおろす)
ものごとが受け入れられてしっかりと定着すること。 また、地位などが確固たるものになること。
根を切る(ねをきる)
1.病気などの原因を完全に取り除く。根治する。 2.古くから続く悪習や弊害を根本から改める。[[根を断つ*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/6434.php]]に同じ。
根を断ちて葉を枯らす(ねをたちてはをからす)
災いのもとをすべて取り除くことのたとえ。根を断ってしまえば自然と葉も枯れてしまうことから。
根を断つ(ねをたつ)
悪い行いや関係などを、根本から断ち切って取り除くこと。
根を絶やす(ねをたやす)
それまで続いていたものが途絶えること。
根を生やす(ねをはやす)
ある場所に長くとどまり、居続けること。また、ある考え方や風習、習慣などが人々の間に定着すること。
根を張る(ねをはる)
植物が根を深くのばして地中に行きわたらせること。転じて、考え方や風習、習慣などが、ある場所や社会の中に深く定着すること。
年貢の納め時(ねんぐのおさめどき)
悪事を重ねてきた者が、ついに捕まって罪に服さなければならない時。また、長い間続けてきた物事をあきらめなくてはならない時。年貢の滞納を清算しなければならない時の意から。
念者の不念(ねんじゃのぶねん)
念を入れて慎重に物事を行う人でも、時には不注意なこともしてしまうということ。 「念者」は、念を入れて物事ををする人のこと。「ねんしゃ」ともいう。
念頭に置く(ねんとうにおく)
常にそのことを意識すること。
念には念を入れよ(ねんにはねんをいれよ)
注意した上にもさらに注意せよということ。
年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず(ねんねんさいさいはなあいにたり、さいさいねんねんひとおなじからず)
花は年ごとに変わることなく咲くが、人の境遇は年ごとに変化していく。 自然が変わらないのに対して、人の世ははかなく移りやすいことのたとえ。
念力岩をも徹す(ねんりきいわをもとおす)
思いを込めて一心に事を行えば、どんなことでも必ずやり遂げられるというたとえ。
念を押す(ねんをおす)
間違いがないように、何度も確認したり注意したりすること。
