「曲」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 20 件
「曲」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
商人と屏風は曲がらねば立たぬ(あきんどとびょうぶはまがらねばたたぬ)
商いをする者は、自分の理を押し通していては続かない。 頭を下げ、身をたわめたところに、はじめて客がつく。 「屏風と商人は直ぐには立たぬ」「商人と屏風は曲がらねば立たぬ」ともいう。
委曲を尽くす(いきょくをつくす)
事情を詳しく明らかにすること。「委曲」は、詳しいという意。
老い木は曲がらぬ(おいきはまがらぬ)
老人の頑固さのたとえ。 また、欠点は若いうちになおさないと年をとってからでは手遅れであるということ。 老木は弾力性に乏しく曲げようとしても曲がらないことから。
冠を曲げる(かんむりをまげる)
不機嫌になることのたとえ。
曲水の宴(きょくすいのえん)
平安時代、陰暦の三月三日の節句に宮中で行われた行事の一つ。庭園の曲水に臨んで座し、上流から流される杯が自分の前を通り過ぎないうちに詩歌を詠み、その杯を取って酒を飲むという遊び。「ごくすいのえん」とも読む。
曲肱の楽しみ(きょっこうのたのしみ)
持たざる暮らしのなかにこそ味わえる心の充足のこと。腕を折り曲げて頭を預けるほかない身であっても、義にかなわぬ富貴を望まなければ喜びはそこにある、と孔子が語ったことば。
釘の曲がりは鉄鎚で直せ(くぎのまがりはかなづちでなおせ)
身についた悪い癖は、生ぬるい手立てでは改まらず、強い態度で臨んではじめて直るということ。 曲がった釘をまっすぐにするには槌の力が要ることにたとえた。 「釘の曲がりは金槌で直せ」ともいう。
口が曲がる(くちがまがる)
お世話になった人や目上の人に対して悪口を言うと、罰としてその口が歪むということのたとえ。 悪口をいうことを止めさせるときに用いる言葉。
恋は曲者(こいはくせもの)
恋は理性を失わせるから、恋をした人は常識では考えられないような、とんでもないことをするおそれがあるということ。
寸を曲げて尺を伸ぶ(すんをまげてしゃくをのぶ)
目先のわずかな引け目には目をつぶり、あとに来る大きな実入りを取りにいく。 十倍の戻りが見込めるなら手前の小さな縮みは呑んでおく、という割り切りをいう。
節を曲げる(せつをまげる)
信念や主義などを曲げて人に従うこと。 「節」は、節操のこと。 「節を屈する」「節を曲げる」ともいう。
旋毛を曲げる(つむじをまげる)
気分を損ねて、意地悪くわざと逆らうこと。
直き木に曲がる枝(なおききにまがるえだ)
どんなに正しい人でも欠点や弱点があることのたとえ。 まっすぐな木にも曲がった枝がついているとの意から。
鼻が曲がる(はながまがる)
我慢できないほどひどい臭いがする様子。
筆を曲げる(ふでをまげる)
本当のことを知りながら、わざと違えて書くこと。書き手が保身や打算から事実をゆがめる場合にいう。 後漢の臧洪が、袁紹に城を囲まれた中で降伏をすすめる旧友へ返書を送り、斉の史官南史は生き延びるために筆を曲げなかったと記して、節を守って死んだ。
臍を曲げる(へそをまげる)
機嫌を悪くして意地を張ること。
曲がった釜には曲がった甑(まがったかまにはまがったこしき)
どんなものにも、それにふさわしい相手や形があるというたとえ。 また、夫婦は似た者同士がつり合いがとれてうまくいくということ。 ゆがんだ釜であっても、それに合うゆがんだ甑があるとの意から。 「甑」は、釜の上にのせて穀物を蒸す道具。
曲がらねば世が渡られぬ(まがらねばよがわたられぬ)
道理や正義だけでは世の中はうまく渡っていけない。時には自分の意を曲げて相手に合わせることも必要だということ。
曲がりなりにも(まがりなりにも)
不十分ではあるが、どうにかこうにか整っているさま。
曲がる枝には曲がれる影あり(まがるえだにはまがれるかげあり)
原因が悪ければ悪い結果が生じるというたとえ。曲がった枝には、その曲がった枝の影ができるという意味から。
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