「柱」を含む故事・ことわざ・慣用句
「柱」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
後ろに柱前に酒(うしろにはしらまえにさけ)
快く気楽な気分のたとえ。 後ろにある柱にもたれかかり酒を飲むことから。
独活の大木柱にならぬ(うどのたいぼくはしらにならぬ)
身体ばかり大きくて何の役にも立たない人のたとえ。 「独活」は植物の名。 独活は木のように大きくなるが、茎が柔らかいため材木にはならないことから。 「独活の大木柱にならぬ」ともいう。
朽ち木は柱にならぬ(くちきははしらにならぬ)
朽ちた木が柱にならないように、心の腐った者は使いものにならないというたとえ。
琴柱に膠す(ことじににかわす)
規則にこだわって融通がきかないことのたとえ。「琴柱」は、琴の胴の上に立てて弦を支える道具で、この位置を動かして音の高低を調節するもの。その琴柱を膠で固定すると音調を変えることが出来ないことから。
柱石(ちゅうせき)
国家や組織などを支える重要な人物のこと。 柱と土台石が建物を支える重要な部分であることから。
杖とも柱とも(つえともはしらとも)
全面的に頼りにすることのたとえ。
杖とも柱とも頼む(つえともはしらともたのむ)
全面的に頼りにすることのたとえ。
杖にも柱にも(つえにもはしらにも)
全面的に頼りにすることのたとえ。
鼻っ柱が強い(はなっぱしらがつよい)
相手に負けまいとする気持ちが強く、簡単に主張を曲げたり、くじけたりしないこと。
鼻っ柱を折る(はなっぱしらをおる)
得意げな相手の心をくじいて恥をかかせること。 「鼻っ柱を折る」ともいう。
松の木柱も三年(まつのきばしらもさんねん)
その場だけを切り抜けるなら、どんなものでも役に立つというたとえ。腐りやすい松の柱でも三年くらいは持つということから。