爪で拾って箕でこぼすとは
爪で拾って箕でこぼす
つめでひろってみでこぼす
言葉 | 爪で拾って箕でこぼす |
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読み方 | つめでひろってみでこぼす |
意味 | 苦労して蓄えたものを、一度に使い果たしてしまうことのたとえ。
「箕」は穀物をふるうための道具。 爪の先で拾うようにしてやっと集めたものを、箕で一度にこぼしてしまうとの意から。 |
異形 | 爪で拾って箕で零す(つめでひろってみでこぼす) |
類句 | 針で掘って鍬で埋める(はりでほってくわでうめる) |
耳掻きで集めて熊手で掻き出す | |
使用語彙 | 零す |
使用漢字 | 爪 / 拾 / 箕 / 零 |
「爪」を含むことわざ
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 瓜に爪あり爪に爪なし(うりにつめありつめにつめなし)
- 小爪を拾う(こづめをひろう)
- 上手の猫が爪を隠す(じょうずのねこがつめをかくす)
- 爪痕を残す(つめあとをのこす)
- 爪に爪なく瓜に爪あり(つめにつめなくうりにつめあり)
- 爪に火を点す(つめにひをともす)
- 爪の垢ほど(つめのあかほど)
「拾」を含むことわざ
- 落とした物は拾い徳(おとしたものはひろいどく)
- 火事あとの釘拾い(かじあとのくぎひろい)
- 勝ち星を拾う(かちぼしをひろう)
- 火中の栗を拾う(かちゅうのくりをひろう)
- 勝ちを拾う(かちをひろう)
- 木っ端を拾うて材木を流す(こっぱをひろうてざいもくをながす)
- 小爪を拾う(こづめをひろう)
- 白星を拾う(しろぼしをひろう)
- 捨て物は拾い物(すてものはひろいもの)
- 捨てる神あれば拾う神あり(すてるかみあればひろうかみあり)
「箕」を含むことわざ
- 爪で拾って箕でこぼす(つめでひろってみでこぼす)
- 爪で拾って箕で零す(つめでひろってみでこぼす)
- 升で量って箕でこぼす(ますではかってみでこぼす)
- 枡で量って箕でこぼす(ますではかってみでこぼす)
「零」を含むことわざ
- 爪で拾って箕で零す(つめでひろってみでこぼす)
- 八分は足らず十分は零れる(はちぶはたらずじゅうぶんはこぼれる)