逸物の鷹も放さねば捕らず
ことわざ「逸物の鷹も放さねば捕らず」の意味・読み方を解説します。
逸物の鷹も放さねば捕らず
いちもつのたかもはなさねばとらず
| 言葉 | 逸物の鷹も放さねば捕らず |
|---|---|
| 読み方 | いちもつのたかもはなさねばとらず |
| 意味 | 腕のいい人も、すぐれた物も、実際に働かせる場がなければ、持っている力は少しも生かせずに終わる、というたとえ。
狩りに使う鷹は、どんなに優秀でも、飼い主が空へ放してやらないかぎり獲物をつかまえてはこない。この様子を人や物の力にあてはめた言葉。能力のある人には、それを発揮する機会や持ち場を与えるべきだ、と説く場面でも引かれる。 見出しの「逸物」は「いちもつ」と読み、多くの中でとびぬけて優れた人や物をいう。よく似た形の言葉に百貫の鷹も放さねば知れぬがあるが、そちらは、使ってみるまでは力のほどが分からない、という点に重きがある。 |
| 例文 | あの若手は企画を考える力があるのに、雑用ばかりさせている。逸物の鷹も放さねば捕らずだ、次の企画会議に出してみよう。 |
| 場面 | 才能・能力 / 鳥 |
| 使用漢字 | 逸 / 物 / 鷹 / 放 / 捕 |
「逸」を含むことわざ
- 逸を以て労を待つ(いつをもってろうをまつ)
- 機を逸する(きをいっする)
- 血気に逸る(けっきにはやる)
- 好機逸すべからず(こうきいっすべからず)
- 常軌を逸する(じょうきをいっする)
- 大魚を逸する(たいぎょをいっする)
- 長蛇を逸す(ちょうだをいっす)
- 長蛇を逸する(ちょうだをいっする)
- 手に据えた鷹を逸らしたよう(てにすえたたかをそらしたよう)
- 目を逸らす(めをそらす)
「物」を含むことわざ
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)
- 阿堵物(あとぶつ)
- 甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
- 余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
「鷹」を含むことわざ
- 一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
- 犬骨折って鷹の餌食(いぬほねおってたかのえじき)
- 犬も朋輩、鷹も朋輩(いぬもほうばい、たかもほうばい)
- 鵜の目鷹の目(うのめたかのめ)
- 下種と鷹とに餌を飼え(げすとたかとにえをかえ)
- 鷹が飛べば石亀も地団駄(たかがとべばいしがめもじだんだ)
- 鷹の前の雀(たかのまえのすずめ)
- 鷹は飢えても穂を摘まず(たかはうえてもほをつまず)
- 手に据えた鷹を逸らしたよう(てにすえたたかをそらしたよう)
- 鳶が鷹を生む(とびがたかをうむ)
「放」を含むことわざ
- 異彩を放つ(いさいをはなつ)
- 市に虎を放つ(いちにとらをはなつ)
- 頤を放つ(おとがいをはなつ)
- 下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し(げすのいっすん、のろまのさんずん、ばかのあけっぱなし)
- 光彩を放つ(こうさいをはなつ)
- 精彩を放つ(せいさいをはなつ)
- 千里の野に虎を放つ(せんりののにとらをはなつ)
- 百貫の鷹も放さねば知れぬ(ひゃっかんのたかもはなさねばしれぬ)
- 放り出しの嗅ぎ出し(ひりだしのかぎだし)
- 屁を放って尻窄める(へをひってしりすぼめる)
