一匹の鯨に七浦賑わう
ことわざ「一匹の鯨に七浦賑わう」の意味・読み方・異形などを解説します。
一匹の鯨に七浦賑わう
いっぴきのくじらにななうらにぎわう
| 言葉 | 一匹の鯨に七浦賑わう |
|---|---|
| 読み方 | いっぴきのくじらにななうらにぎわう |
| 意味 | 大きな獲物が一つ手に入ると、とった本人だけでなく、まわりにいる大勢の人までがその恵みを受けて、暮らし向きがよくなる様子。大きなもうけは、広い範囲の人々をうるおすというたとえ。
昔の漁村では、鯨が一頭とれると、肉や油などの使い道が多いため、近くの村々までが活気づいたことからいう。「浦」は海に面した村、「七浦」は七つの浦、つまり数多くの村々をあらわす。 「鯨一匹捕れば七浦潤う」「鯨一つ捕れば七浦潤う」とも言い表す。「鯨一本捕れば七里浮かぶ」「鯨を突き当つれば七郷浮かぶ」も、中身はこの言葉とほぼ重なる。 |
| 例文 | 駅前に大きな商業施設ができてからは、周りの商店街や飲食店まで客が増え、一匹の鯨に七浦賑わうありさまだ。 |
| 異形 | 鯨一匹捕れば七浦潤う(くじらいっぴきとればななうらうるおう) |
| 鯨一つ捕れば七浦潤う(くじらひとつとればななうらうるおう) | |
| 場面 | 金儲け / 魚 |
| 使用漢字 | 一 / 匹 / 鯨 / 七 / 浦 / 賑 / 捕 / 潤 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「匹」を含むことわざ
- 一匹の馬が狂えば千匹の馬も狂う(いっぴきのうまがくるえばせんびきのうまもくるう)
- 犬一代に狸一匹(いぬいちだいにたぬきいっぴき)
- 小姑一人は鬼千匹にむかう(こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう)
- 三軍も帥を奪うべきなり、匹夫も志を奪うべからず(さんぐんもすいをうばうべきなり、ひっぷもこころざしをうばうべからず)
- 大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
- 猫の子一匹いない(ねこのこいっぴきいない)
- 匹夫罪なし璧を懐いて罪あり(ひっぷつみなしたまをいだいてつみあり)
- 匹夫の勇(ひっぷのゆう)
- 匹夫も志を奪うべからず(ひっぷもこころざしをうばうべからず)
「鯨」を含むことわざ
- 蟻が鯛なら芋虫ゃ鯨(ありがたいならいもむしゃくじら)
- 一匹の鯨に七浦賑わう(いっぴきのくじらにななうらにぎわう)
- 鰯網で鯨捕る(いわしあみでくじらとる)
「七」を含むことわざ
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 秋の空は七度半変わる(あきのそらはななたびはんかわる)
- 朝起きは七つの徳(あさおきはななつのとく)
- 朝茶は七里帰っても飲め(あさちゃはしちりかえってものめ)
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 一饋に七度立つ(いっきにななたびたつ)
- 色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)
- 浮き沈み七度(うきしずみななたび)
- 浮世は衣装七分(うきよはいしょうしちぶ)
- 兎も七日なぶれば嚙みつく(うさぎもなぬかなぶればかみつく)
「浦」を含むことわざ
- 阿漕が浦に引く網(あこぎがうらにひくあみ)
- 一匹の鯨に七浦賑わう(いっぴきのくじらにななうらにぎわう)
- 一浦違えば七浦違う(ひとうらちがえばななうらちがう)
「賑」を含むことわざ
- 一匹の鯨に七浦賑わう(いっぴきのくじらにななうらにぎわう)
- 枯れ木も山の賑わい(かれきもやまのにぎわい)
- 紙上を賑わす(しじょうをにぎわす)
「捕」を含むことわざ
- 虻蜂捕らず(あぶはちとらず)
- 逸物の鷹も放さねば捕らず(いちもつのたかもはなさねばとらず)
- 鰯網で鯨捕る(いわしあみでくじらとる)
- 孔雀は羽ゆえ人に捕らる(くじゃくははねゆえひとにとらる)
- 言葉尻を捕らえる(ことばじりをとらえる)
- 小鳥を捕らえて大鳥を逃がす(ことりをとらえておおとりをにがす)
- 黙り猫が鼠を捕る(だまりねこがねずみをとる)
- 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
- 鳴く猫は鼠を捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ)
- 鳴く虫は捕らえられる(なくむしはとらえられる)
「潤」を含むことわざ
- 鯨一匹捕れば七浦潤う(くじらいっぴきとればななうらうるおう)
- 声が潤む(こえがうるむ)
- 富は屋を潤し徳は身を潤す(とみはおくをうるおしとくはみをうるおす)
