一寸下は地獄
ことわざ「一寸下は地獄」の意味・読み方を解説します。
一寸下は地獄
いっすんしたはじごく
| 言葉 | 一寸下は地獄 |
|---|---|
| 読み方 | いっすんしたはじごく |
| 意味 | 船に乗って働く仕事は、いつも命にかかわる危うさととなり合わせだということ。船の床板の下はもう危険な海なので、そこから、ごく近くに危ないことが隠れている、という広い意味にもなる。
「一寸」は昔の長さの単位で、およそ三センチ。ここでは、足もとの板からほんのわずか下という意味で、そこには落ちれば助からない深い海があるのだ、という気持ちがこもっている。 意味のほぼ重なる言葉に「板子一枚下は地獄」がある。 |
| 例文 | 漁師をしていた祖父は、「一寸下は地獄だから、船の上では少しの油断もするな」と口ぐせのように言っていた。 |
| 場面 | 危険 / 仕事 / 地獄 |
| 使用漢字 | 一 / 寸 / 下 / 地 / 獄 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「寸」を含むことわざ
- 一寸先は闇(いっすんさきはやみ)
- 一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)
- 一寸延びれば尋延びる(いっすんのびればひろのびる)
- 一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)
- 下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し(げすのいっすん、のろまのさんずん、ばかのあけっぱなし)
- 口耳四寸の学(こうじしすんのがく)
- 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす(さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす)
- 三寸の舌を掉う(さんずんのしたをふるう)
- 三寸の見直し(さんずんのみなおし)
- 三寸俎板を見抜く(さんずんまないたをみぬく)
「下」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 商人は腹を売り、客は下より這う(あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
「地」を含むことわざ
- 足が地に着かない(あしがちにつかない)
- 足が地に着く(あしがちにつく)
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 雨降って地固まる(あめふってじかたまる)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 意気地がない(いくじがない)
- 石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
- 意地が汚い(いじがきたない)
- 意地でも(いじでも)
- 意地になる(いじになる)
