韓盧を馳せて蹇兎を逐う
ことわざ「韓盧を馳せて蹇兎を逐う」の意味・読み方・異形などを解説します。
韓盧を馳せて蹇兎を逐う
かんろをはせてけんとをおう
| 言葉 | 韓盧を馳せて蹇兎を逐う |
|---|---|
| 読み方 | かんろをはせてけんとをおう |
| 意味 | 強い者が、自分よりはるかに弱い相手に戦いを挑むたとえ。力の差が大きすぎて、勝ち負けは初めから見えているということ。「韓盧を馳せて蹇兎を討つ」「韓盧を馳せて蹇兎を搏つ」ともいう。
「韓盧」は、戦国時代の中国にあった韓という国の名犬で、たいへん足が速かったと伝わる。「馳せる」は走らせること。「蹇兎」は、足を傷めてうまく跳べないうさぎ。足の速い犬にそんなうさぎを追いかけさせれば、うさぎが逃げきれるはずはない。 范雎(はんしょ)が秦の王に向かって、勇ましい秦の兵と、たくさんの戦車や騎馬の兵で諸国に立ち向かうのは、この名犬に弱ったうさぎを追わせるようなものだと説いた言葉から。 |
| 例文 | 県大会の常連校が、部員がやっと九人そろったばかりの学校と試合をするのだから、韓盧を馳せて蹇兎を逐うというほかなく、勝負の行方ははっきりしている。 |
| 出典 | 『戦国策』秦策 |
| 異形 | 韓盧を馳せて蹇兎を討つ(かんろをはせてけんとをうつ) |
| 韓盧を馳せて蹇兎を搏つ(かんろをはせてけんとをうつ) | |
| 場面 | 強い / 犬 / 勝負 |
| 使用漢字 | 韓 / 盧 / 馳 / 蹇 / 兎 / 逐 / 討 / 搏 |
「韓」を含むことわざ
- 韓信の股くぐり(かんしんのまたくぐり)
- 韓盧を馳せて蹇兎を逐う(かんろをはせてけんとをおう)
「盧」を含むことわざ
- 韓盧を馳せて蹇兎を逐う(かんろをはせてけんとをおう)
- 盧生の夢(ろせいのゆめ)
「馳」を含むことわざ
- 思いを馳せる(おもいをはせる)
- 韓盧を馳せて蹇兎を逐う(かんろをはせてけんとをおう)
- 馳走終わらば油断すな(ちそうおわらばゆだんすな)
- 名を馳せる(なをはせる)
- 勇名を馳せる(ゆうめいをはせる)
「蹇」を含むことわざ
- 韓盧を馳せて蹇兎を逐う(かんろをはせてけんとをおう)
「兎」を含むことわざ
- 兎死すれば狐これを悲しむ(うさぎしすればきつねこれをかなしむ)
- 兎の登り坂(うさぎののぼりざか)
- 兎の昼寝(うさぎのひるね)
- 兎の糞(うさぎのふん)
- 兎の罠に狐がかかる(うさぎのわなにきつねがかかる)
- 兎も七日なぶれば嚙みつく(うさぎもなぬかなぶればかみつく)
- 兎を見て犬を呼ぶ(うさぎをみていぬをよぶ)
- 烏兎(うと)
- 兎の毛で突いたほど(うのけでついたほど)
- 株を守りて兎を待つ(かぶをまもりてうさぎをまつ)
「逐」を含むことわざ
- 悪貨は良貨を駆逐する(あっかはりょうかをくちくする)
- 鹿を逐う(しかをおう)
- 鹿を逐う者は兎を顧みず(しかをおうものはうさぎをかえりみず)
- 鹿を逐う者は山を見ず(しかをおうものはやまをみず)
- 獣を逐う者は目に太山を見ず(じゅうをおうものはめにたいざんをみず)
- 逐鹿(ちくろく)
「討」を含むことわざ
- 江戸の敵を長崎で討つ(えどのかたきをながさきでうつ)
- 追い討ちを掛ける(おいうちをかける)
- 韓盧を馳せて蹇兎を討つ(かんろをはせてけんとをうつ)
- 先祖に討ち死にさせて高枕(せんぞにうちじにさせてたかまくら)
- 闇討ちを食う(やみうちをくう)
- 夜討ち朝駆け(ようちあさがけ)
「搏」を含むことわざ
- 影を搏つ(かげをうつ)
- 韓盧を馳せて蹇兎を搏つ(かんろをはせてけんとをうつ)
- 虚に拠り影を搏たしむ(きょによりかげをうたしむ)
- 竜虎相搏つ(りゅうこあいうつ)
