先祖に討ち死にさせて高枕とは
先祖に討ち死にさせて高枕
せんぞにうちじにさせてたかまくら
言葉 | 先祖に討ち死にさせて高枕 |
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読み方 | せんぞにうちじにさせてたかまくら |
意味 | 先祖が戦いで手柄を立てて討ち死にし、財産を残してくれたおかげで、子孫が安楽に暮らしているということ。家代々の資産で安逸な生活をおくっている者をあざけっていう言葉。「高枕」は、安心しきっていることのたとえ。 |
場面用途 | 子孫 |
使用語彙 | 討ち死に / 高 |
使用漢字 | 先 / 祖 / 討 / 死 / 高 / 枕 |
「先」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 悪の報いは針の先(あくのむくいははりのさき)
- 顎から先に生まれる(あごからさきにうまれる)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 当て事と畚褌は先から外れる(あてことともっこふんどしはさきからはずれる)
- 後先になる(あとさきになる)
- 後先見ず(あとさきみず)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 後にも先にも(あとにもさきにも)
- 後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
「祖」を含むことわざ
- 愛立てないは祖母育ち(あいだてないはばばそだち)
- 祖父は辛労、子は楽、孫は乞食(じじはしんろう、こはらく、まごはこじき)
- 先祖に討ち死にさせて高枕(せんぞにうちじにさせてたかまくら)
- 祖母育ちは三百安い(ばばそだちはさんびゃくやすい)
- 鼻祖(びそ)
「討」を含むことわざ
- 江戸の敵を長崎で討つ(えどのかたきをながさきでうつ)
- 追い討ちを掛ける(おいうちをかける)
- 先祖に討ち死にさせて高枕(せんぞにうちじにさせてたかまくら)
- 闇討ちに遭う(やみうちにあう)
- 闇討ちを食う(やみうちをくう)
- 夜討ち朝駆け(ようちあさがけ)
「死」を含むことわざ
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
- 往に跡へ行くとも死に跡へ行くな(いにあとへゆくともしにあとへゆくな)
- 運を待つは死を待つに等し(うんをまつはしをまつにひとし)
- 親が死んでも食休み(おやがしんでもしょくやすみ)
「高」を含むことわざ
- 秋高く馬肥ゆ(あきたかくうまこゆ)
- 空樽は音が高い(あきだるはおとがたかい)
- お高くとまる(おたかくとまる)
- お高く止まる(おたかくとまる)
- お高く留まる(おたかくとまる)
- 隠密の沙汰は高く言え(おんみつのさたはたかくいえ)
- 勘定高い(かんじょうだかい)
- 気位が高い(きぐらいがたかい)
- 食わず貧楽高枕(くわずひんらくたかまくら)
- 計算高い(けいさんだかい)