口に甘いは腹に毒
ことわざ「口に甘いは腹に毒」の意味・読み方・異形などを解説します。
口に甘いは腹に毒
くちにあまいははらにどく
| 言葉 | 口に甘いは腹に毒 |
|---|---|
| 読み方 | くちにあまいははらにどく |
| 意味 | 味のよい物ほど、つい度を越して食べてしまい、かえっておなかをこわす元にもなる。
これが転じて、耳に心地よいうまい話やほめ言葉をすぐに信じて気をゆるめ、人のたくらみにまんまとはまる危うさのたとえ。 「口に甘きは腹に害あり」ともいう。甘い言葉の裏で悪いことをたくらむ人の心を表した句に、口に蜜あり、腹に剣ありがある。 |
| 例文 | ケーキを三つも平らげた弟が、夜中におなかが痛いと泣いている。母は「口に甘いは腹に毒よ」とあきれ顔だ。 |
| 異形 | 口に甘きは腹に害あり(くちにあまきははらにがいあり) |
| 場面 | 食事 / 油断 |
| 使用漢字 | 口 / 甘 / 腹 / 毒 / 害 |
「口」を含むことわざ
- 開いた口が塞がらない(あいたくちがふさがらない)
- 開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 後口が悪い(あとくちがわるい)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
- 一口に出ずるが如し(いっこうにいずるがごとし)
- 馬に乗るとも口車に乗るな(うまにのるともくちぐるまにのるな)
- 大きな口を利く(おおきなくちをきく)
- 大口を叩く(おおぐちをたたく)
「甘」を含むことわざ
- 甘い汁を吸う(あまいしるをすう)
- 甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
- 甘く見る(あまくみる)
- 蟻の甘きにつくが如し(ありのあまきにつくがごとし)
- 親の甘茶が毒となる(おやのあまちゃがどくとなる)
- 甘井先ず竭く(かんせいまずつく)
- 甘草の丸呑み(かんぞうのまるのみ)
- 苦言は薬なり、甘言は疾なり(くげんはくすりなり、かんげんはやまいなり)
- 薬の灸は身に熱く、毒な酒は甘い(くすりのきゅうはみにあつく、どくなさけはあまい)
- 此処までお出で、甘酒進じょ(ここまでおいで、あまざけしんじょ)
「腹」を含むことわざ
- 商人は腹を売り、客は下より這う(あきんどははらをうり、きゃくはしたよりはう)
- 朝腹に茶漬け(あさばらにちゃづけ)
- 後腹が病める(あとばらがやめる)
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 痛くもない腹を探られる(いたくもないはらをさぐられる)
- 旨い物は腹にたまる(うまいものははらにたまる)
- 海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
- 偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず(えんそかわにのむもまんぷくにすぎず)
- 思うこと言わねば腹ふくる(おもうこといわねばはらふくる)
- 恩の腹は切らねど情けの腹は切る(おんのはらはきらねどなさけのはらはきる)
「毒」を含むことわざ
- 宴安は酖毒(えんあんはちんどく)
- 親の甘茶が毒となる(おやのあまちゃがどくとなる)
- 聞けば気の毒、見れば目の毒(きけばきのどく、みればめのどく)
- 気の毒は身の毒(きのどくはみのどく)
- 薬の灸は身に熱く、毒な酒は甘い(くすりのきゅうはみにあつく、どくなさけはあまい)
- 薬は毒ほど効かぬ(くすりはどくほどきかぬ)
- 薬は身の毒(くすりはみのどく)
- 薬も過ぎれば毒となる(くすりもすぎればどくとなる)
- 濃い茶目の毒気の薬(こいちゃめのどくきのくすり)
- 甲の薬は乙の毒(こうのくすりはおつのどく)
「害」を含むことわざ
- 一利を興すは一害を除くに如かず(いちりをおこすはいちがいをのぞくにしかず)
- 口に甘きは腹に害あり(くちにあまきははらにがいあり)
- 災害は忘れた頃にやってくる(さいがいはわすれたころにやってくる)
- 心証を害する(しんしょうをがいする)
- 百害あって一利なし(ひゃくがいあっていちりなし)
- 養う所を以て其の養う所を害せず(やしなうところをもってそのやしなうところをがいせず)
