乞食の空笑い
ことわざ「乞食の空笑い」の意味・読み方を解説します。
乞食の空笑い
こじきのそらわらい
| 言葉 | 乞食の空笑い |
|---|---|
| 読み方 | こじきのそらわらい |
| 意味 | 目先の得をものにしようと、少しも楽しくないのににこやかな顔を作ったり、本心でもないほめ言葉を並べたりするさま。こうしたこびへつらいを、さげすんでいう言葉。
物をめぐんでほしい一心で、相手に笑顔を向けてみせる乞食の姿に見立てた。「空笑い」とは、気持ちのこもらない、うわべだけの笑い。 同じ「空笑い」を使う句に「えせ者の空笑い」「曲者の空笑い」がある。どちらも下心を隠した作り笑いを指す。この句のほうは、物ほしさから出る笑いであることが中心になる。 |
| 例文 | ご祝儀目当てに、羽振りのいい親戚の前でだけ愛想のいい顔を見せる弟を、母は乞食の空笑いだと苦い顔で見ていた。 |
| 場面 | 笑う / こびへつらう / 乞食 |
| 使用漢字 | 乞 / 食 / 空 / 笑 |
「乞」を含むことわざ
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 哀れみを乞う(あわれみをこう)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 浮気と乞食はやめられぬ(うわきとこじきはやめられぬ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 親苦、子楽、孫乞食(おやく、こらく、まごこじき)
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
- 骸骨を乞う(がいこつをこう)
- 玉斧を乞う(ぎょくふをこう)
「食」を含むことわざ
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 危ない所に登らねば熟柿は食えぬ(あぶないところにのぼらねばじゅくしはくえぬ)
- 淡きを食らい薄きを着る(あわきをくらいうすきをきる)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 泡を食う(あわをくう)
「空」を含むことわざ
- 空き店の恵比寿(あきだなのえびす)
- 空樽は音が高い(あきだるはおとがたかい)
- 秋の空は七度半変わる(あきのそらはななたびはんかわる)
- 空き家で声嗄らす(あきやでこえからす)
- 空き家の雪隠(あきやのせっちん)
- 商人の空誓文(あきんどのそらせいもん)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 足を空(あしをそら)
- 穴が空く(あながあく)
- 生きた空もない(いきたそらもない)
