子持ち二人扶持
ことわざ「子持ち二人扶持」(こもちににんぶち)の意味・読み方を解説します。
子持ち二人扶持
こもちににんぶち
| 言葉 | 子持ち二人扶持 |
|---|---|
| 読み方 | こもちににんぶち |
| 意味 | 乳を飲む赤ん坊の世話をしている母親、それに子をおなかに宿している女性は、自分と子の二人分を食べるのだから、ふつうより食事の量が多くて当然だということ。子がすくすく育つよう、母にはたっぷり食べて栄養をとってほしい、との思いもこもる。
「扶持」は、昔、武士が仕える主君から給料としてもらった米のこと。一人が一日に食べる量を単位にして、その分を「一人扶持」と数えた。母と子には二人前の扶持が要ると見立てて、このように言う。腹に居候がいるかのような食べぶりを言う「子持ちの腹に宿無しが居る」は、これと意味の重なる言い方。 |
| 例文 | 妊娠中の姉が、夕食のあとにまたおにぎりを二つもほおばった。子持ち二人扶持だから、おなかの赤ちゃんの分まで栄養をとっているのだと母は笑っていた。 |
| 場面 | 出産・誕生 / 食事 |
| 使用漢字 | 子 / 持 / 二 / 人 / 扶 |
「子」を含むことわざ
- 赤い信女が子を孕む(あかいしんにょがこをはらむ)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
- 赤子は泣き泣き育つ(あかごはなきなきそだつ)
- 赤子を裸にしたよう(あかごをはだかにしたよう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 跡追う子に引かれる(あとおうこにひかれる)
「持」を含むことわざ
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- 浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
- 卯の時雨に笠持つな(うのときあめにかさもつな)
- 馬持たずに馬貸すな(うまもたずにうまかすな)
- 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 大船に乗った気持ち(おおぶねにのったきもち)
- 置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
- 男は気で持て(おとこはきでもて)
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
「二」を含むことわざ
- 青二才(あおにさい)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 値を二つにせず(あたいをふたつにせず)
- 生き二両に死に五両(いきにりょうにしにごりょう)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
- 一運二腰三拍子(いちうんにこしさんびょうし)
- 一応も二応も(いちおうもにおうも)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- 一押し二押し(いちおしにおし)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
「人」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空誓文(あきんどのそらせいもん)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は木の葉も錦に飾る(あきんどはこのはもにしきにかざる)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
「扶」を含むことわざ
- 子持ち二人扶持(こもちににんぶち)
- 扶桑(ふそう)
- 蓬麻中に生ずれば扶けずして直し(よもぎまちゅうにしょうずればたすけずしてなおし)
